長い長い1日 (前編)

こんにちは😃コッシーと申します。

愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。

【長い長い1日】

さて、昨日の出来事になりますが、うちのご入居者の方で新型コロナウイルスへの感染が疑われました。先に結果を申し上げると感染はしてなく、本当に安堵しました。もちろんご入居者が感染していなかったという事が一番喜ばしいことです。ただ入居施設になりますので、クラスターや職員感染、その後の運営はどうすれば…?と諸々考えると背筋が凍る思いで結果を知るまで本当に本当に長く感じました。今日の記事ではその一部始終を共有させていただき、皆様のコロナ対策の参考に少しでもなれば幸いです。

【微妙な微熱が微妙に続く】

事の発端は4/1早朝、入居者のAさん(男性)が微熱を理由にデイサービスを休むと言われました。(び、微熱…だと…)と、この時期の微熱ですから内心はかなり動揺しておりましたが、平静を装い検温すると36.7℃と微妙な微熱でした。コロナウイルスの疑いの基準は37.5℃以上ですから、少しホッとし、「デイサービスに連絡しときますね」と告げ朝食を食べてもらいました。いつもは完食される朝食をその日は半分ほどしか食べられておらず、体調のせいかな…と思っていました。しかしその日を境にAさんの微妙な微熱は続きます。4/2朝36.9℃、4/2昼37.3℃、4/2夕方36.8℃といった具合に36℃台後半から37℃台前半を行き来するのが4/5まで続きました。

【食事の摂取量が少なくなり喘鳴が聞こえ始めた】

4/2昼の時点で怪しいと思い全て部屋食対応にし、分離をさせていただきました。ただ熱が37.5℃以上になる事が一度も無かったため様子を見ていました。今思えば、新型コロナウイルスが流行っていなかったら、たとえ熱が37.5℃以上無かったとしても、状態の変化に気を配り少なくともかかりつけ医の先生に連絡はしていたと思います。新型コロナウイルスばかりに気を使い過ぎて普段の正常な判断が出来ていなかったのだと思います。微妙な微熱が続いていたAさんは食事の摂取量が日に日に少なくなっていきます。4/4には喘鳴が聞こえ始め、そこで初めて「気管支炎かもしれない」と思いました。それでも熱は相変わらず37.5℃未満だったため、コロナの可能性など寸分も疑わず4/5朝にかかりつけ医に連絡をしました。

【気管支炎と聞いて声色が変わる】

※コ:コッシー、か:かかりつけ医

コ:「Aさんですが、3日ほど微熱と体調不良が続いて食事があまり食べれていません。」

か:「微熱ですか。何度の微熱ですか?」

コ:「36台後半から37代前半です。」

か:「37.5℃以上を記録した日は?」

コ:「ありません。」

か:「なるほど、コロナでは無さそうですね。」

コ:「はい。ただ喘鳴があり、もしかして気管支炎かもしれません。」

か:「気管支炎!!コロナの可能性があります!すぐに連れてきてください!」

コ:「は、はい!!」

気管支炎と聞いて声色が変わるかかりつけ医と【コロナの可能性】というワードに初めて恐怖を感じつつ、Aさんを連れてかかりつけ医の診療所へ向かいました。そしてここから僕の長い1日が始まるのでした・・・

(まさかの後編へ続く)

現場からは以上です。それではまた。

コッシー




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