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世の中は思っているよりも優しい

今日は(も?)、息子愛爆発の記事になります。予めご了承ください。

こんにちは、コッシーです。


さて、昨日の記事の冒頭でも言ったように、今日は息子の運動会でした。小学生になって初めての運動会という事で僕は本当に本当に楽しみにしており、今日は4時に起きてしまいました。いやお前の運動会じゃないだろ

改めて言う事でもないですが、僕の息子は障害を持っており、いわゆる知的障害者になります。一般の同世代の子供達と比較すると勉強も運動もかなり劣っています。

それでもここ1,2年ほどで出来ることが本当に増えました。僕らの言う事も少しずつ理解が出来るようになってきました。

親バカかもしれませんが、息子は顔がめちゃくちゃ可愛いので、そんな息子のいろいろと出来る姿を見る度に僕は強く抱きしめたくなります。#かもじゃなくて間違いなく親バカ

そんな息子の運動会です。楽しみにするなと言う方が無理に決まっています。


今年の運動会はコロウイルス感染予防から、1・2年生は8:45~、3・4年生は10:45~、5・6年生は13:45~と学年別に時間を分けて行いました。これにより親族の人数も少なくなり場所取りなどせずともしっかりと息子の雄姿を見る事が出来ました。

息子が参加した競技が玉入れとかけっこでした。

まず最初が玉入れです。白組と紅組に分かれてカゴ目がけて玉を投げます。

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玉入れは保育園の時にも行いましたが、その時は端っこでボーっと見てただけでした。今回もそれに近い状態になるかなっと思っていましたが、


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しっかりとカゴ目がけて玉を投げていました!!

あの端っこで見てただけの息子がちゃんとカゴ目がけて玉を投げてる…いや玉入れなんだから当たり前なんですけど、もうそれだけで僕の目頭は熱くなり気を抜くと泣いてしまいそうでした。

息子の活躍もあってか玉入れは白組が見事勝利し、勝利のガッツポーズをみんなでやっていましたが、息子も周りを真似て腕を上げていました。その姿に父はまたホロリです。

退場する際に、息子はどこに行ったらいいか分からない状態みたいでウロウロしていました。先生たちはそんな息子を放っておいています。僕はハラハラして、思わず駆け寄ろうとしましたが、そこは奥さんに「まぁ待て」と制されました。

いやでも息子が…と思ったその時、ある同級生の男の子が息子の肩をガシっと掴み、「こっちだよ」と誘導してくれました。

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抱えられ移動する息子と頼もしい少年

なるほど、だから先生たちもあえて助け舟を出さなかったのかと涙を拭いながら息子と少年に向けて親指を突き出していました。#すぐ泣くヤツ


玉入れが終わり2年生のかけっこが終わった後、いよいよ1年生のかけっこが始まりました。

息子は運動も苦手で特に走ることをあまりやりたがりません。保育園の運動会では先生に引っ張られ無理矢理走らされていました。

今年は大丈夫かな…と実はかなり心配していました。奥さんは「なるようになるでしょ」とあっけらかんとしていました。#母は強し


いよいよ息子の順番が回ってきます。先生が大きな声で「よーいドン!」と言ってスタートが切られます。息子以外の他の子がどんどん前に行き、息子はその場から動こうとしません。

ああ、やっぱり…と不安が的中してしまい、居ても経ってもいられない僕に対して奥さんは「大丈夫だって(笑)」と落ち着いています。#母、ホント強えな

助けにいくわけにも行かず心の中で(頑張れ!頑張れ!)と祈ります。すると他の子たちが「○○くん頑張れ―!」「大丈夫!走れるよー!」と大声で応援してくれるじゃありませんか!!

それと連動するように会場の親御さんたちからも「頑張ってー!!」「頑張れ!頑張れ!」とあちこちから声が上がり、会場全体が息子を応援してくれます!!

それに応えるかのように、息子はゆっくりですが少しずつ走り出しました。保育園では先生に嫌々引っ張られてたあの息子が、自分の力で走り出しました。

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涙腺大崩壊です。

もう拭っても拭っても止めどなく流れる涙に周りの人から「だ、大丈夫ですか?」と聞かれてしまう始末。ごめんなさい、全然大丈夫じゃないです。

奥さんは「もうやめてよー(笑)」と笑っていましたが、僕はその目に光るものがあったのを見逃しませんでした。

時間はかかりましたが息子は無事自分の足でゴールし、会場からは温かい拍手をいただきました。#それにまた涙腺崩壊よ


息子は周りの子が簡単に出来ることでもまだまだ出来ないことが多いです。

いくら成長していると言ってもそのスピードは世間一般と比べるとゆっくりです。この先もそのギャップに苦しめられる事はあるかもしれません。

でも本当に多くの方に支えられていると思います。

市や学校の先生だけではなく、上級生や同級生の子どもたち、そしてその親御さんたち。

世の中は僕が思っているよりもたくさんの優しさに溢れています。

その優しさのおかげで息子はマイペースだけど成長しています。

今日はそんな息子の姿を見る事ができ、そしていろんな人の優しさに触れることができて、本当に良い1日となりました。


最後に愛する息子のとても可愛い笑顔を載せておきますね。

はい。親バカでバカ親です。

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現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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