緊急事態宣言再び

こんにちは😃コッシーと申します。

愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。

さて、本日愛知県の大村知事が愛知県独自の緊急事態宣言を発令されました。

期間は6日から24日までで、お盆期間の帰省で県を跨ぐ移動などの自粛を求めるということです。

また名古屋市中区の繁華街の夜のお店などに対して営業時間の短縮や休業の要請を行うとのことです。

急速に拡大を続けるコロナウイルスをお盆や夏休みの長期休暇期間でさらに拡大しないようにここで歯止めを掛けたいという目的だと思われます。

今回の宣言が社会にどのような影響があるかを考えた時、今後もしかしたら追加の要請などがあるかもしれませんが、前回の緊急事態宣言よりは若干緩い感じがするのは否めず、現時点では自粛の域は出ておらず、まだまだ厳しい状況は続きそうな気がします。

では、介護施設ではどうでしょうか。

おそらく今回の緊急事態宣言は介護事業所にほとんど影響を与えないと思います。

というのは、もう既に多くの介護事業所が対策をしているからです。

うちの事業所で言えば、７月半ば頃に不要不急の外出を自粛（ほぼ禁止）しておりますし、面会も同様に控えていただいております。

マスク着用や手指消毒などの感染予防も引き続きしっかりと行っております。

ですので、緊急事態宣言が出たとしてもことさら何かを変えたり、予防対策を強化したりすることはないと思われます。

それでは今回の緊急事態宣言は、介護事業所にとって全く意味を成さないかと言ったらそうではないと思います。

せっかく県が大々的に『緊急事態である』と宣言しているわけです。

これを活かさない手はありません。

高齢者の中には、今回のコロナをそれほど深刻に捉えていない方もみえます。少し悪い風邪が流行っているくらいの認識で、なぜ外に出れないのか、なぜ家族と会えないのかと不満を持たれてる方もいると思います。

実際うちの入居者でも危機感が薄い方は何名かいらっしゃいます。

身近な誰かが感染したわけではなく、拡大していると言っても所詮はＴＶの中だけのことだと思ってる方もおられます。

しかし、コロナは決して対岸の火事ではなく、気を付けていないといつ感染するか分かりません。

それに高齢者は感染してしまうと重度化するリスクがあります。

クラスターなどになり、施設内で感染が拡大してしまったら、最悪の場合死亡者が出てしまうかもしれません。

それだけは絶対にあってはいけません。

そのためにも多少大げさでも危機感を持っていただく必要があります。

ですので、僕は今回の緊急事態宣言をご入居者の危機感を煽るために利用しました。

具体的には、愛知県の緊急事態宣言の画像を少し拝借させていただき下のようなポスターを作成しました。

どうですか？めちゃくちゃヤバい感じがしませんか？

赤の背景に真っ白のフォント。これ以上危機感を煽るコンビネーションあります？

キャラクターなんていらないんです。シンプルイズベストとはこのこと。キングオブ危機感。溢れ出すエマージェンシー感。言いたい事だけ言う。

僕はこの画像をＡ3でプリントアウトし、各フロアに貼りだし、夕食時に入居者全員に説明…いや演説をしました。

「皆さん…落ち着いて聞いてください。本日とても残念ですが、愛知県で独自の、愛知県で独自の・・・愛知県で！独自の！緊急事態宣言が再び発令されましたぁぁ！！！！（お前が落ち着け）」

「皆様にまたご迷惑をおかけするのは大変心苦しいですが…また外出と面会を控えていただきます…本当に申し訳ありませんが皆様のご理解と！ご協力を！お願いを申し上げますっっっ！！！」

という内容を感情たっぷりにお届けしたところ爆笑をいただけました。

あんまりふざけ過ぎても問題はありますが、緊急事態宣言が発令されたということは、やはりそれだけ状況は芳しくないということです。

危機感をしっかりと持って今後も予防対策していき、それをしっかりとご入居者やご家族に理解していただくのがとても大切だと思います。

くれぐれも僕のように笑われないように、気を付けてください。

（笑うとこじゃないけどなー）

現場からは以上です。それではまた。

コッシー