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ユニフォームを甘くみてはいけない

昨日の記事では多くの方から暖かいコメントをいただき本当に幸せな気持ちです。改めてこれからもよろしくお願いいたします。ちなみに昨日のクイズの答えは、68回でした(心底どうでもいい)。

こんにちは、コッシーです。


さて、プロスポーツにおいてユニフォームと言うのはとても重要な役割を担っています。

たとえば団体競技においては敵、味方を瞬時に判別するための材料として、またはスポンサー名を記すことで広告塔の役割として、さらに全員で統一することによりチームの士気を高める事などに役立っています。

介護事業所などでも統一したユニフォームを着る事が多く、当然うちの事業所でも全ての部署でユニフォームを統一しています。

うちのユニフォームはかれこれ7,8年同じタイプの物を使っており、メーカーによる多少のマイナーチェンジはあるもののほとんど変わり映えがしていませんでした。

おそらく男性陣は「動きやすかったら何でもいいよ」という考えの方が多いと思われますが、女性は全く違います。機能性を重視するのはもちろんのこと、それ以上に見た目がとても大切とされます。いくら動きやすくても見た目が変だとすると、ユニフォームとしての役割を果たしていないのと同じなんです。

そういう意味でうちのユニフォームは女性陣にとってめちゃくちゃ不評でした。

安っぽい、洗濯するとすぐ色褪せる、乾きにくい、可愛くない、ダサい、太って見えるなど、不満のオンパレードです。最後の不満は痩せればいいだけだろ。

動きやすければ何でもいいと思ってる男性陣には分からないと思いますが、女性にとって自分が働く時に着る服というのはとても大切でして、「制服が可愛かったから」という理由で職場を決める人もいるとかいないとか。

「服で仕事してるわけじゃないだろ!」なんて思ってる男は裸で仕事をして、公然わいせつ罪で捕まれば良いと思います。

介護事業は女性が主役です。そんな主役たちが不平不満を持っている以上は改善するのが責任者の役目だと思うわけです。


というわけで、実は今年の4月からユニフォームを新しくするべくいろいろと動いておりました。

ユニフォームと言うのは向こう数年、下手したら10年着る事になるかもしれません。それを僕個人の好みで安易に決めるわけにはいきません。

4、5社からカタログを取り寄せてとりあえず各事業所へ渡して候補を出してもらいました。出してもらった候補の中からいくつかピックアップして、試供品を取り寄せて、試着して決めようと思っていました。

僕も一応カタログをペラペラと見ましたが、その中に僕のハートを射止めた素晴らしいユニフォームを発見しました。

そのユニフォームは、介護の制服なのにキレイな外国人のお姉さんがその制服を着て花束を持っているという不思議なシチュエーションで写っていましたが、オシャレでめちゃくちゃ可愛いんです!!そのモデルさんが本当にキュートで、実在するのなら是非うちの施設で雇いたいと思うくらいでした。いや実在はするんだけどね。

あまりに気にったので元々候補には入っていませんでしたが、僕の独断で試供品を取り寄せみんなには内緒で試着リストの中に潜り込ませました。

結局僕の一押しも含め、最終候補が4つに絞られ試着の日々が始まりました。ただ僕の中ではもう答えは出ており、あとはみんなをどう納得させようかなと考えていました。

しかしいざ試着が始まると、僕が押していたユニフォームはほとんどのスタッフから不評でした。

ピチピチする、サイズ感がおかしい、動きにくい、介護の制服っぽくない、太って見えるなど、誰も良いと言ってくれませんでした。だから最後の不満は頑張って痩せろ!

実際に僕もスタッフが試着した姿を見ましたが、失礼ながら確かに似合ってはいませんでした。

おかしい…カタログではあんなに可愛く見えたのに…と思っていましたが、多分僕が見ていたのは制服じゃなくてモデルの女の子なんだと思います。最低ですね。


というわけで、僕の一押しはあっさり却下されまして、最終的に決まった制服がこちらです!

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これのピンクとネイビーに決めました。これはこれでオシャレ良い感じだと思います。


ちなみに、今回のユニフォームの新調はコロナの真っただ中で行いました。

コロナ期間中にユニフォームを新調するような頭のおかしい事業所はうちしか無かったとのことで(おい)、ここだけの話ですが通常では考えられないほどのお値打ち価格で購入することができました。しかも3年間は値段を据え置きにしてくれるとのことでした。まぁそこは当然狙っていましたがね(ニヤリ)


たかがユニフォームと思う方もいるかもしれませんが、自分の好みではない制服を着るのと好きな制服を着るのとではモチベーションに差が出てくると思います。介護スタッフのモチベーションは必ず利用者にも伝わると思います。それに仕事はやっぱり気持ちよくしてもらいたいですしね。

ユニフォームを甘く見ない方が良いと思います。間違っても「モデルが可愛い」なんて理由で選ぶと痛い目を見ると思いますよ。(お前が言うな)


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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