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10年以上続けているニュースレター
今日はかれこれ、10年以上続けているニュースレターについてご紹介を。
まだ、卸の仕事が中心で、どこか心の中で小売りにシフトチェンジしていきたいと思っていた時のころ。
なかなか商売がうまくいかず、模索が続きました。恥ずかしながら仕事をしていてもヒマなことも多く、すがるような思いで大量の本を読んでいた時期がありました。
その時に出会ったのが小阪裕司先生が提唱するワクワク系マーケティング。
知っておられる方も多いと思います。
どちらからと言えば、大きい会社よりも小さな会社向けのマーケティング手法だと思っています。今でも実践会に入っていて日々学ばせていただいてます。
そのワクワク系マーケティングで良く言われるのが、
「動機付け」
なぜ、あなたのお店から買う必要があるのか?
そこを徹底的に考える習慣を提唱しています。
そして、もう一つがお客さまとの「関係性」。
商売の要素として、「何を買うか」ももちろん必要ですが「誰から買うか?」がとても大切。だからこそお客様との関係性を築くことこそが商売繁盛への一つの道であることが説かれてます。
ワクワク系マーケティングでは、お客様との「絆作り」とも言っています。
この「関係性」の強化だったり、お客様との「絆作り」をサポートするのが、ニュースレター。
どっか惹かれるところがあったんでしょうね。ニュースレターは幅広い業界で有効であることが実証されていますが、特に自分の取り扱ってるアイテムは「宝石・ジュエリー」
やっぱり、安心できるところで買いたい。そして安心できる人から買いたい。そう思うのが常ではないか。そう思いました。
また当時は小売りへの道を志すも、お店もなく、事務所のみの無店舗状態だったので、まずは知人・友人にニュースレターを送ってみよう!!!
そう考えたのがキッカケでした。
これ、ニュースレターの創刊号です。懐かしい~。
いつごろでしょうか・・。恐らく2007年ぐらいかな・・。
当時は今の箕面ではなく、大阪の南船場に事務所があったので、
「南船場奮闘記」というタイトルでスタートしました。
創刊当時はサポートしていただける方に編集をお願いしていました。
当時はモノクロ版でした。お金もそんなにかけれないので・・。
このニュースレターの目的は、商品を売ることではなく、自分を知ってもらうこと。徹底的な自己開示に努めました。
自己紹介から始まり、友人の紹介、そして読んだ本の紹介。
家族のこと、大好きなフットボールのこと。
ちょっとふざけたような記事を盛り込んだり・・。
昔の自分の写真を入れてみたり・・。恥ずかしいですね・・
こんな等身大な自分を表現することを最優先にした内容にしてました。
とは言っても、何をやってるのか?というところはきちんと読者にお伝えしておく必要もあるので、
「ジュエリーのおはなし」と題して、ジュエリーのちょっとしたコラムを
入れるようにしました。
あくまで何かを売るということではなくて、情報を届けるということに徹しました。
ただ、個人情報の取り扱いが大切な世の中にあって、一方的に送らせて
いただいてることもあって、
中には辛辣な言葉をもらうこともありました。
それは僕のことを想う気持ちだと思うのですが、
「あんな、新聞読んでだれかに買ってもらえると思ってるの?」
「もっと、商品載せた方がいいんちゃうの?」とか・・。
正直、凹んだこともあり、ニュースレター辞めようかな・・なんて思うこともありました。
でも、これを見てもらえますでしょうか
これ、創刊当初のお客様からのメッセージです。
今、読み返しても涙が出来てそうですね。。。
いっぱい力をもらったことを今でも思い出します。
これこそが人との「繋がり」であったり「関係性」なのかなって実感しました。
毎月出してる時期もありました。自作で作っていた時期もありました。
内容も試行錯誤で都度変えてきました。
今のお店を初めてからは「kossiisLetter」とタイトルを変えて年に2回の発行で落ち着いています。
もしかしたら今後、頻度、内容も変わってくるかもしれません。
最初の創刊から数えると、30号以上は発行しているかな・・って思います。
おかげさまでお店を初めたこともあって、配布数は700部を超えています。
実は全てのお客様にお送りしているわけではないので、「顧客リスト」というタイトルでまたお話しようと思います。
商売の歴史、お店の歴史を振り返る意味でもこのニュースレターは僕にとって欠かせないツールになっています。
また折に触れてこのニュースレターのことは伝えていきたいと思います。
あっ、冒頭にワクワク系マーケティングに触れましたが、
小阪裕司先生の著書で僕が一番大好きなものをご紹介させていただきます。
「ありがとう」と言われる商い。
ニュースレターのことにも触れているはずです。
よかったら一度、読んでみてください。
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