2023.05.28

 12年来の親友と遊びに行った。
 親友は社会人である。高校を卒業してすぐに働いて、今では社会人三年目だ。立派なことである。私はカスなので中学生の時散々「大学は出とかないとヤバいって!」みたいなことを言っていた癖に今では大学中退無職である。マジで殺してくれ。
 親友は私の夜職の話や自殺未遂の話を面白がって聞いてくれるので気が楽だ。変に心配したり、夜職についても「まぁ必要な仕事だから……」みたいな気の遣い方をしてきたりしない。「知り合いに1人こういうのがいると面白い」という扱いをしてくれるのでこちらとしても安心してオモシロ人間枠をやれる。私の経歴を1番おもろいと思っているのは私自身なので。
 さて、今日は骨董市に行って買い物をし、下北沢の古着屋で柄シャツを買い漁り、シーシャのお店を紹介してもらって最後に北千住に飲みに行った。あまりにも充実した1日である。1人で飲んで酔っ払うと2月のことしか考えなくなるが、人と飲んでいるとそんなことは忘れて楽しく酔っ払えるので良い。楽しく酔ったのは久々な気がする。最後に楽しく酔ったのはいつだっただろうか。自殺未遂で飲んだ獺祭3割9分をノーカンとするなら2月の1件がある前にあの子と飲んだ時が最後だ。皮肉な話である。自殺未遂の時が1番楽しかった気はするけど……これで終わりにできるんだという期待感と高揚感で……。大した後遺症も残らず、「これで全部終わらせられる」という高揚感により自殺未遂に対してプラスのイメージだけが残ってしまったから、きっとまたいつかやらかすだろうと思う。もっとも次は電車飛込みで確実にトドメを刺すので未遂では終わらせませんが。
 親友のその子には今まで散々不義理をはたらいたけれど、それでも友達でいてくれているのはなぜなのか私には正直さっぱり分からない。親友だと思っているのは恐らく私の方だけだとは思う。でも来週も遊んでくれるらしいので楽しみです。

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