2022.10.28

 寒ゥい!!!(ブチギレ)

 Ⅱ型躁鬱の私からは想像もつかないかもしれないが、生来私はポジティブ人間である。「最悪死ねばいい」的な言動は病んだところからポジティブルートに無理やり戻ろうとした結果なのかもしれない。知らんけど。私ほど「最悪死ねばいい」をポジティブな意味で使ってる人間もいないと思う。色々あって今は93歳まで生きるつもりだが、それはあくまで努力目標だし、93歳まで生きること自体が目的になるのは手段と目的の入れ替わりかなぁと思うし、何より最悪死ねばいいは私を救った思想なのでこれを捨てることはできない。

 閑話休題。

 今日はポジティブ人間の冬について書く。寒いので。春は不審者、夏は破局、秋はメンヘラと来れば冬は自害である(最悪の清少納言)。冬はどうしても生命のエネルギーが足りなくなるし、寒いので純粋に体力を奪われる。着込めばいいとか言うけど、私は常に身軽でいたいし着込んで活動が鈍くなるのは嫌だ。お仕事も閑散期、3時間待機で客はゼロ、暮れ盆正月で悪くなる客層……ひでぇ季節だ。そんな冬を乗り切るための音楽が、キャンディーズの「春一番」なのである。

 誰しもその時々、ギリギリで背骨を支える音楽があると思う。嘘。別に誰しもではないかもしれないが、とにかく私にはある。私はそれを救済ソングと呼んでおり、「春一番」の他には渡辺美里の「My Revolution」や尾崎豊の「シェリー」なんかがそれに当たる。なんで昭和に寄ってるんですか?

 キャンディーズの「春一番」、CMソングにもなっていたしたぶん聞けば分かると思う。短いサビとサビ以外を繰り返す作りで、サビは「もうすぐ春ですね ちょっと気取ってみませんか」という歌詞である。で、サビ以外で特に好きな歌詞が「泣いてばかりいたって幸せは来ないから 重いコート脱いで出掛けませんか」というのだ。もしかしたら歌詞にそんな深い意味はないのかもしれない。だがそれでいいのだ。情報量の少ない歌詞は解釈の自由があって良い。それに、この季節においては「もうすぐ春が来る」という事実だけでいいのだ。春は来る、必ず来る。これから寒くなるけど必ず乗り切っていこうね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?