全国転勤と参勤交代の類似点
全国転勤って大変ですよね。
本当に突然紙切れ一枚で全国どこでも飛んでいきます。
全国どこでもというわけではないですが、参勤交代も江戸を行ったり来たり。
今回は全国転勤と参勤交代の類似点について見てみようと思います。
・参勤交代ってなに?
参勤交代とは江戸幕府が大名に向けて、江戸に赴くように支持している制度です。
遡れば鎌倉時代から類似のものがあったとされますが、今回は江戸時代に制度化されてからの参勤交代を比較対象にします。
参勤交代は一年に一度とよく言われますが、黒船来航後は3年に1度くらいの頻度に下がりました。
・全国転勤ってなに?
全国転勤とは、大手企業に見られる風習です。辞令1枚でどんな土地でも向かわせることができます。行先を自分で指定できないどこでもドアみたいなものですね笑
転勤する方々のことを転勤族と呼びます。
私は現在転勤族なので会社からの紙切れ1枚でどこへでも飛ぶことができます。
・似てるところってどこ?
1つ目は、自分の意思で決められないことです。
お上からの命令にただ従うしかありません。
大名たちも参勤交代という制度を拒否するわけにはいかなかったように、私たち転勤族は基本的に転勤を拒否するわけにはいきません。
転勤拒否は人事に大きく影響してしまいます。
大名も拒否すると制裁の対象になります。
2つ目は、人質がいることです。
人質!?と思った方もいらっしゃると思いますが、参勤交代は江戸内に自分の身内を住まわせていました。
参勤交代で江戸にやってこないと会えないんですよね。
全国転勤もそういうところあります。
子供のためを思って単身赴任…
決まった時期にしか子供に会えない…
三つ目は金がかかる!!
昔の時代、たくさんの人を引き連れて江戸まで行くのにはものすごい額がかかったんです。
それで各藩の力を弱めていました。
全国転勤はというと?
単身赴任すると住居費の二重支払い、福利厚生で出してくれるところもあるんですけどね。
光熱費も二重支払いです。
普通に持ち家に住むよりお金がかかる!!
こうして転職とかさせる金銭的スタミナを奪うわけですね。
偏見かもしれませんけど。
・新型コロナが令和の黒船なのか…
参勤交代という制度は黒船来航により幕府の権威が失墜してから崩壊に向かいました。
滅私奉公の侍の時代でもこの鬼制度が衰退するんですね。
新型コロナの影響で今まで自分たちを守ってくれていた企業の対応によって権威が失墜したところもあるのではないでしょうか。
リモートワークとかうまくいかない企業とか。
そうすると転職考える人とかいますね。
前向きな意見だと、リモートワーク充実してるところはオンラインで済むので、転勤とかする必要がなくなるのでは?
今回の新型コロナは黒船来航の時のような衝撃でした。今後の日本や企業を変えてしまうことは間違いないでしょう。
むしろ変わらない企業は文明開花と共に滅んでいった人がいるように滅んでいくでしょう。
だいぶざっくりとした説明ですが、参勤交代と全国転勤ってどこか似てますよね。
#全国転勤 #参勤交代 #文明開花 #新型コロナ #リモートワーク #家族
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