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黒祠の島 著 小野 不由美

 不気味だ。それ以外の言葉で表現する力を持ち合わせていない。私は、アニメ愛好家だが、この不気味さは「ひぐらしのなく頃に」を彷彿させた。閉鎖された日本、独特の風土、風習、慣習等、今の日本ではなくなってきていいるが、確かに日本にある怖さ、不気味さを描いている。

 文字の不気味さで読むのが怖くなったのは、やはりところどころに出てくる漢字の使い方のうまさであるためだろうか。神仏に関する正式名称などは、本当に不気味だ。日本の神というのは、知れば知るほど怖さというものがある。それを随所に織り交ぜてくることにより、物語を常に不気味な感じにしていると感じた。

 ストーリーなどは、読んでもらえばいい。ただ、この本は本当に不気味である。怖いというより、恐ろしい。人間の怖さが詰まっている。

 

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