苦労や苦痛の捉え方〜毎朝コラム裏回
努力せずにできる学習などというものはありません。スキルを伸ばすためには、大変な思いをし、気を張り詰め、多少なりとも自分を追い込むこともあります。この点は学習学分野の重鎮の意見が一致しています。重鎮たちの言葉を紹介します。
心理学者ダニエル・ウィリングハム
→思考とは難しい行為なのだから学生は苦労して当たり前だ
認知心理学者ボブ・ビョーク
→知識の習得とは望んでする苦労
アリストテレス
学習は楽しみではなく、苦痛を伴うものだ。
学習は簡単にできるものではないということは頭に入れておきましょう。苦痛を伴ったとしてもそれは望ましい困難なのです。
「苦労」を過剰に嫌っていませんか?
このように、学びに関して我々よりもこだわってきた方々が、苦労や苦痛について肯定的な意見を述べています。しかし、このような言葉はあまり耳にしません。「楽に」や「簡単に」などのフレーズが溢れているのが現代です。その方が、多くの人の共感を得られるからでしょう。
苦労の先にしか見えないものがあると私は感じています。何かを深く学ぶからこそ見える景色がある。日下部選手のYouTubeなどを見ても多くのことを考え、仮説と検証を繰り返してきたことがわかると思います。
あなたが苦労をせずに何か1つ聞いただけや実践しただけで成果を上げられるのであれば、既にすごい選手になっていると思います。だからと言って方向性は大切にしなければなりません。ミカタを変えて良い環境に身を置きましょう。
「分かりやすい」に疑問符
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