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毎朝コラム裏回〜繰り返し、いじり回し、探求する〜

多重痕跡理論を知っていますか?

多重痕跡理論、すなわち全ての経験は固有の痕跡を記し、経験の繰り返しはそれ以前の痕跡を上書きはしません。単に、ほとんど同じだけれども固有のさらなる痕跡を記すのです。

ある精神的出来事についての痕跡が多ければ多いほど、それを思い出す可能性が高くなり、正確かつ迅速に思いだせるようになります。こうして物事を学んでいくのです。

繰り返し、いじり回し、探求することによって、概念、経験、技能の多数の関連する痕跡を記しながら学んでいきます。そのため自分が多く触れてきたものに関しては理解しやすいのです。新しく覚えることや新しい概念などを学ぶ時はなかなかうまくいかないかもしれません。そこであきらめるのではなく、痕跡を残していくことが大切になってくると考えられます。
この先なにかを学ぶときに、効率よく学ぶには多くのことに触れておくと多重痕跡理論が発動されて学びやすいでしょう。

痕跡を残しまくる!


痕跡がない場合、不快に感じます。前提知識がなければ、理解しにくいことが多く、今ある知識、今ある痕跡で全てを解決しようとします。痕跡をアンテナと言い換えれば、より良くなるためにアンテナを立て、追求している人は痕跡を残し続け、アンテナを立てるため、痕跡と痕跡が繋がるケースも多いと考えます。そのため技術に本気で向き合っている日下部選手などは、身体にも目を向けることができます。打撃指導者の前原一成さんも技術の痕跡を残し続け、時間をかけて身体への理解へと繋がり、現在共に指導を行っています。双方の理解と成長のために是非!


私たちが行っている柔軟性に関しては、昔習ったものや、一般的なものなどがメインでまだまだと感じます。日下部選手もart baseに出会って私と話してから、本当の意味での重要性がわかったくらいです。日下部選手ですらそんな感じですから、わからなくても無理はないかもしれません。是非レッスンでお待ちしております。Ayakaさんのレッスンを受けて初めて感じることも多いです。痕跡を残しまくりましょう。

まずは野球のミカタを変えて新しいスタートを切ることをお勧めします!

時間をかけて繰り返し、いじり回し、探求する


これが非常に大切な部分だと感じています。結局深く考える人と深い議論を繰り返して進化をしていくため、私の周りにはありがたいことにそのような人が集まってきます。こじらせラジオの柘植さんなども非常に考えるのが好きな方で、素敵な指導者だと感じます。是非ラジオを聴いてみて下さい。

このnoteは指導者や保護者の方々にも読んでいただけて嬉しい限りです。
野球通訳「野球のミカタ」は自分にしか書けない記事だと感じています。
私もコツコツ頑張ってまいります。

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