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神道での葬儀や慰霊(供養)秋の慰霊修法の案内

神道にも神葬祭という葬儀があります、しかしそれですぐに神上がりできる人の方が稀です
亡くなってすぐに神様になれるだけの徳を積んだ人がどれだけいますかという話です
もちろん古流の神道方式でやれば幽冥の大神様に強引に頼み込んで神上がりさせることは出来ますが、普通の神社神道にはそういう秘儀はありません
神仙道も陰陽道も冥府の神様や役人と交渉する技術があります

実際に仏教の方がどうしようも無いほどの徳の薄い人を強引に仏弟子にして成仏させる機縁を作る技術に長けていますが、古流の神道の場合は祟り神でさえ祀り上げて逆に守護神にしてしまう技術を応用してその人の魂魄を分離して、魂の部分だけを神上がりさせる技術があります
魄の部分は墓に鎮めて土に帰します

私が8月15日に行った慰霊祭もその亡くなった方の魂魄を分離して、魂の部分だけを神上がりさせる秘言を駆使した慰霊修法でした

それによってその家のご先祖たちは神上がれる機縁を掴んだことになり、生きている子孫が徳を積めばゆくゆくは祖霊から祖神に神上がりできることになります

もうすぐいわゆる秋のお彼岸になりますが、神道にも春と秋に慰霊祭をする慣しがあります

8月にやったからもういいかと思われるかも知れませんが、秋の慰霊修法も検討しています

かなり修法者に負担がかかるのでどうしようかと思いますが、懇願なさる方が多ければ頑張って行おうと思います

ちなみに大司命節祈祷との違いは、

大司命節は生きている人の運命を好転させるもの

慰霊修法は御先祖の御魂の位を好転させるものです

仏教の供養と一緒くたに神道の慰霊を考えている人がいますが、神道と仏教はまず発想が違います
神道には「供養」は無いのです
幽冥界のことは幽冥の神々や冥官の範囲なので、産土神社や氏神神社に頼る方が大事で、有名な神社や大きな神社はそんなことをする神様ではないと思った方が良いです
陰陽の働きの違いが神様にもあるのです

本来は氏神(氏の神)が祖先神ですから、氏神放り出して藤原氏の神に祈っても藤原氏以外は知らんがな状態だと思います
幽冥の大神つまり出雲や三輪の大神こそがあの世の神であり、同時に国津神の頭領神ですから全国の土地の神である鎮守神社、氏神神社、産土神社は全て幽冥神です

江戸時代までは天皇家でさえ仏式でしたので、神職の家柄でも仏式だったのが当然ですね
白川家も吉田家も仏式でしたし
それを神式に出来たのは明治以降、それも神社神道よりも教派神道がその任に当たっていました

ですから神社神道が神葬祭にはあまり力を入れず、また積極的にはやりたがらないのは、穢れ感だけでなく自信がないのでしょう


頂いたサポートは、天照御影大神様への御供物や蝋燭や線香などを買わせて頂きます。陰徳を積む事で、運命改善なさってください。