十言神呪(とことのかじり)神法

十言神呪(とことのかじり)とは
古神道秘教結社「天行居」の創始者友清歓真大人が
一般向けの神法道術として公開したものですが
それ以前から、例えば明治期の皇大神宮主典山口起業大人も
その絶大無量の御神徳を絶賛しています

ここでは「天行居」で日常行われている十言神呪の修唱法を公開して
ここを訪れる皆様の魂魄を日界(太陽神界)に直結していただく次第です

まず、心構えからです

友清大人の「一心伝 第十九」には、こうあります
「十言神呪奉唱の場合は必ず、
 大御神の大前に咫尺して奉唱するの思ひを為すべし。
 軽々しく奉唱するは之れを為さざるに如かず。」

十言神呪とは
神界の最高神で「愛」の女神に坐す、天照大御神の御名の奉唱です
「あまてらすおほみかみ」の十言神呪奉唱は、人間の本質である直霊を
最高神界に神留坐す天照大御神に合体帰一し奉る神法です

どんなことにでも、最高の神験があります

最強最高の呪術といえます


施行法に入ります

二拝二拍手して、天乃咲手(あまのさきて)という秘印を組みます
これは、友清大人が戦時中に時局を鑑み、公開した神伝のもので
出所はハッキリしていますが、ここでは言えません


天乃咲手

友清大人は、その著作の中で、こう述べています
「天乃咲手は、普通の合掌のやうにして指頭を交へたものである 
(注。いわゆる密教でいう金剛合掌と同じもの) 
これを「真心」を以って信授し 
すべての祈念の場合などにつづけて居ると不思議な霊験がある 
やはり一とけだ(約十五分)以上はつづけないと 
普通の人には其の妙境を自覚しにくいようである 
(注。一とけだとは、己が千回の脈伯の時間)
  
九羅殿の系統の神伝である
 
勝縁あって此れを秘受するものは 
よろしく至信に秘重して神用すべきである 
 
天乃咲手を用ふれば直ちに神である 

「天乃咲手」は道俗公私ともに功徳無辺である・・・

次に、秘詞を唱えます

ゆっくり荘厳に有声で一唱します
「天乃息(あめのおき)
 地乃息(つちのおき)
 天乃比禮(あめのひれ)
 地乃比禮(つちのひれ)」
これは祓いです
一身の祓いだけではなく、宇宙全体を祓い清めると感想するのが口伝です
また、息の時は、力強く、
比禮の時は、優しく、祓う気持ちで行うのが、口伝です

そして、ゆっくりと「あーまーてーらーすーおーほーみーかーみー」
と反復修唱します

また、場合によっては、心中にて黙唱するもよく
忽ちにして穢れを祓ひ、
絶大無量の御神験により、願うことかなわずということなしです

終わって、また、二拍手二拝して終わります

少なくても、三日以上、毎日十五分以上修唱すれば、誰でもその神気を実感できるはずです
習熟すれば、これだけで、鎮魂、帰神、祓、治病等何にでも活用できます
どうか、偏見に捉われず、素直な心で、修唱してみてください

「神明の感。信ぜざれば通ぜず」(菅公)

「神通は信と不信とに在り」(水位先生)

天乃咲手は、神界伝来のものです
またの名を鎮魂合掌とも言い、組むだけで鎮魂ができる秘伝の印です


頂いたサポートは、天照御影大神様への御供物や蝋燭や線香などを買わせて頂きます。陰徳を積む事で、運命改善なさってください。