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美容室で見たマスク無しの自分の顔が酷く醜かった話

こんばんは。久しぶりのnoteです。

先日、マスクの着用義務?が解除されてから初めてノーマスクで美容室に行きました。(その日はマスクをつけていたのですが途中で紛失し、仕方なくノーマスクとなってしまったのです...情けない..)
美容室も、マスクの着用はお客様にお任せ〜な方針にされていたので、
スタイリストさんに「どっちでもいいですよ〜」
と言われ、マスク無しにて、美容室に参戦いたしました。
結果、
メンタルがかなりやられました、、、。

かれこれ3年通っている美容室です。
今まで美容室が怖く、固定の美容室を作ってこなかった私にとって、今お世話になっている美容室は、真摯に私の髪の毛だけを見てくれる何も怖くないはずの温かな場所でした。 

でもマスクをしていない、鏡に映る自分の顔を見た時、ひどく醜いと思ってしまいました。
そしてそう感じている自分が情けなくて辛くてやるせなかった。
あまりのブス度に、こんな顔人に見られるなんて恥ずかしい、、!と心拍が速くなったし、マスクがないだけでこんなに不安になるなんて思ってもいなかったです。

鏡に映ったマスクを着けていない顔と口唇裂の部分ばかりに目がいって、何も考えられなかった。

こんなにブサイクな私を施術するスタイリストさんは何を考えてるんだろ?とか思ってしまい、終始ドキドキしていました。

私は視力があまり良くないのでメガネをかけていることが多いのですが(コンタクト痛いし)、
美容室では耳の際の髪の毛までしっかり染めるので、メガネを取るようによく言われます。

今回もスタイリストさんにメガネを取るように言われ、そのままメガネ無しでいたのですが、メガネ無しだと、自分の顔がボヤけて、ほぼ口唇裂の部分や肌荒れやメイクのハゲた部分が見えなくなり(解像度低い自分が爆誕!)
その結果、めちゃくちゃメンタルが安定しました!笑(情緒不安定かい笑)

「メガネを取って見たボヤけた自分の顔がまだメガネありの時よりマシになっていたのでメンタルが安定した」という現象は、なんとも都合が良いといいますか、、。私自身は何も変わってないのに、私から見た私像が少しでもマシになっていれば私のメンタルは安定するっていう、、

結局、ネガティブな感情や顔に対する恐怖というのは私が勝手に作っているのだ、と自覚しました。
そこにスタイリストさんが見る私の顔への認識とかは全く考えられていなくて、私の中で私の顔がちょっとマシならなんでもいいということがわかりました。
メガネを取って視力が落ちて、ボヤけた私の顔を見る、そしてそのボヤけた私の顔は、肌荒れも毛穴もなくて、薄い傷跡の線もない。ツルツルな加工カメラを通したかのような顔(=偽の私)なのです。

しかし、この「ツルツルな偽の私」が見えてるのはメガネを取った私だけなのであって、美容師さんやスタイリストさんは現実のブサイクな私を見ているのです。
そんなことはお構いなしに、メガネを取った私はこの偽の私を見続けた。そして最初にメガネありで見た「マスクなしのブサイクすぎる現実の私」から逃れることでメンタルを回復させたのです。(たぶん)

人間は自分の顔を見ることができません。鏡を通してでしか見ることができない。あるいは人の反応や目線、態度を見て自分の顔をしる。
人の反応で社会的に自分の顔がどういうレベルに位置づけられてるのか、可愛いのか、可愛くないのかを知ると思います。

でも美容室にいた時の私は、
鏡に映ったボヤけた偽の私を、本当の私だと思い込み、その姿を美容師さんも見ているだろう、だから安心♪といったように考えていたのだと思います。
これって、
他人が見る「私の顔への認識」を私からの視点で支配していると言いますか...
なんか歪んだ見方だなあと思いました。

簡単にいうと、
メガネ無しで見る自分はメガネありで見る時よりも盛れている。(それは肌荒れとか傷跡とかが見えなくなるから)
この盛れてる自分を、スタイリストさんも見てるよね?って思って安心していた、ということです。現実は変わってないのに。

と、いう感じで都合よく私の顔を私は認識して、ノーマスク美容室を乗り切ったのでした。

最後、施術が終わったらメガネをかけるのですがらその時にやはり「いや、ぶっっさ!」と思ってしまいましたね。笑
結局メガネをかけない状態で見ていた自分は魔法にかけられた状態で、またメガネをかけて現実の自分を見たらやはり全然ブサイクだったので魔法が解けたかのように急に現実に引き戻されました。
マスク着用義務があった今までは、
マスクをしての施術だったため、メガネをするしないに関わらず、自分の嫌な部分は全てマスクで隠れていたわけです。だからマスクが魔法代わりになっていたし、マスクありの自分が偽の自分を作る役割を買っていたわけです。
それがノーマスクOKになってみたらどうでしょう。不安すぎる、、

自分の顔を受け入れられたと思っていた気持ちはなんだったんだ、、と悲しくなりました。
またこうやって引き戻しにあうんですねえ。

口唇口蓋裂の戦いはまだまだ終わりそうにありません。


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