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『あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む』 やっぱり愛する人と一緒にいたい! 柿本人麻呂

おはようございます。今朝も百人一首で早起き!寝なくてはと思うと、逆に目が覚めたりして寝られない…そんな状態です…。

《現代語訳》

山鳥の長く垂れ下がっている尾のように、長い夜をひとりで寝るのだろうか。

秋の夜長…中々明けてこない夜を一人で過ごしている不安だったり、家族や恋人と遠く離れて単身赴任していて、あぁいったいいつになったら本社に戻れるんだろう…。なんて嘆きの声が聞こえてきそう…。

柿本人麻呂さんは、下級官吏であったとのことですが、その詳細は謎に包まれた火星人のごとく、歌聖と称えられておられます。

この歌の「あしびき」はその後の山にかかる枕詞とのことですが、なんとなくあしびきとあると、すこし寂しげな山奥の情景が浮かんできます。

夏が過ぎ長い夜の秋、通信手段が発達しているから繋がりやすい現代ですが、恋人からの着信を待ちわびら気持ちは今も昔も変わらない気がしますね。


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