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【活動報告】エンジョイ!スプリングキャンプを実施しました!

こんにちは✨
今日はあいにくのお天気。週末にはさくらが満開と言われていた先週末、予報は雨。3月23日(土)~24日(日)まで町田市にあるネイチャーファクトリー東京町田にて、エンジョイ!スプリングキャンプを実施してまいりました!
参加者は8名、今回は1~3年生の全員小学生でした。

どこかが誰かとつながっている関係性の8名でしたが、朝、受付で会ったわたしの「おはよう~!」の声には緊張した表情を見せていた初参加メンバー5名。打って変わってリピーターの3名は元気いっぱいに挨拶をしたり、いろんなお話をしてくれました!

今回のキャンプでは、初の試みにいくつかチャレンジしてみました。
まずは、”大人も自分らしくいられる時間を作る”という、Koshine!の保護者の方向けの大事にしたい理念のお手伝いとして、「コーシェリセット(ほっとできるセット)」を配布させていただきました✨



こちらはわたしの繋がりがある、off coffee stand 様の米粉クッキーとコーヒーです。”仕事の合間に、家事の合間に、気分や気持ちをオフできる場所”というコンセプトで南青山と麹町に2店舗お店を構えています。なんだかこのコンセプトを見た時にびびっと来てしまい、今回のコーシェリセットも無理を言ってお願いさせていただきました。快く受け入れてくださり、本当にありがとうございます!
朝、保護者の皆様の顔がぱっと明るくなった瞬間がとっても嬉しかったです!

さて、電車に揺られながら子どもたちは町田市へ向かいました。
電車を待っていると途端に雨が・・・。「今日は雨だね~」といいながらも子どもたちの表情は緊張からわくわくに変っていました。

町田市が積極的に取り組んでいる地産地消に貢献を!と、最寄りの駅から徒歩10分ほどにある直売所で買い物をしようと歩いていくと・・・・「休業日」!!!!!!
下見までしたのに!!とがっかりと肩を落とすわたしに、「しかたないよ!」と優しく三年生の子どもたちは声を掛けてくれました。
次回絶対リベンジしよう!と心に決め、バスの時間まで思いっきり身体を動かして遊びました。
気持ちをパッと切り替えて、そんな空き時間も遊んでしまう子どもたちの寛大さに脱帽でした💦

空地にて全員おにごっこ

ネイチャーファクトリー東京町田について、おうちの方が準備してくださったお弁当でおなかを満たし、みんなで呼ばれたい名前をきめたら、さあ、ついに遊びの時間!
まずは全員で施設を探検しにいきました。川や池、自分達が泊まるキャビン。田んぼ。いろんな場所を見て回りました。
子どもたちは「遊びたい!」という割に何をしていいのか、何ができるのかわからない様子。
まずは大人も一緒にいろんなもの目を向けてみる時間にしました。
そして、「好きなことをやっていいんだよ。」と声を掛けると、あっという間に子どもたちの目の色が変わり、「わたしはこれ!」「ここに橋を架ける!」「みてみて!勇者の剣!」とあちらこちらで好きなことが始まりました。普段、場所や時間などで制限されることが多い子どもたちにとって、”自由”や”何をしてもよい”は、不慣れで少し抵抗があるようでしたが、色んなことを発見していくうちに、それぞれがやりたい!と好奇心が湧いてきたように感じました。

今回もそれぞれ好きな名前を付けていました。「いつも呼ばれないから呼んでもらえてうれしい~」という子もいました!
みつけた長い枝を勇者の剣へ。その後、何か植物を堀だす遊びへ展開しました。

女の子たちは、探検の時から川辺に興味を示し、「何かいるのかな?」とじっと見つめていました。わたしが別の場所にも田んぼがあることを伝え見に行くと、なんだか黒い塊が・・・。なんと!オタマジャクシの大群を見つけました!うえ~!!!!とだれもがなる量のおたまじゃくしにひるむことなく、「ちょっとだけ触ってもいい?」と網でそーっとすくっては水に戻したり、いくつかケースにとって観察をしては戻したりと、ただ取りたい!というだけではなく、生き物にも命があることを理解しており、きちんと自分たちで優しく命を扱う様子が伺えました。大人が教えなくてもこういった心が芽生えていることが本当に素敵ですよね。

そーっとだよ。と声を掛け合いこの表情。

穴掘りにはまるメンバーはどこまでつながっているのかわからない謎の植物の球根?を見つけ、掘り進めていました。
そこに、ながーい枝を見つけ、別の友達と勇者の剣であそんでいた女の子が合流。いくつかの遊びのアイデアがミックスされ、その勇者の剣は橋づくりへと変化しました。
球根を掘り出した際に出てきた虫たちにこの橋を渡らせるという遊びを楽しんでいました。独特!!(笑)

かなりの時間をかけて掘り出した球根をもって走ってくる子どもたちの達成感に満ちた表情はなんだかキラキラしていてこちらまで嬉しくなりました。

キャビンにチェックインした後は、忘れていた!ルールの確認をしてから、夜ご飯づくりへ。
初めて泊まる不思議な形のキャビンにわくわくを隠し切れません。

夜のメニューは全員で1つの鍋を囲もうとあったか寄せ鍋。
〆にうどん、デザートです。
ここでもそれぞれがやりたいことにチャレンジします。分担を話し合って決め、夕食づくりに励みました。

火起こしチームは薪づくりを始めます。施設に常設されているキンドリングクラッカーが子どもたちには大人気!
バトニングと並行していったり来たり。子どもたちはそれぞれの好きをきわめて行きます。

子どもの力でも簡単に薪割ができちゃう!

初めての事には少し怖さを感じてしまうNちゃん。マッチを付けているYくんを見て、「怖い?」と何度も聞きに来ます。ただ、ここで無理にやらせたりはしません。チャレンジは自分で決めます。Yくんも「こわくないよ。こうやってここに置いたら大丈夫。」と安心できるように自分が何度もやって見せてくれました。すると、Nちゃん。「やってみる。」とチャレンジを決めました。初のチャレンジは思っていたよりも早くマッチに火がついてしまいビックリ!!で終わりましたが、何とか火がついて、大きく育ちました。Yくんも「やったじゃん!」とNちゃんのチャレンジを肯定してくれました。

食材係もそれぞれのペースで進めます。
三年生のTちゃんは、1年生のNちゃんと一緒に食材を切ります。
「いいね~!」「さすが!」という肯定的な声かけを自然とかけてくれるので、Nちゃんもなんだかとっても嬉しそう!
自分もほめられるとにこにこっと嬉しそう。とっても癒されるシーンもありました。

食材の切り方はあまり指定しません。
調理方法によっては薄く切る方がいいものもありますが、基本的にはそれぞれがイメージする形でOK。面白いのはここで家庭の違いがでることです。
そのメニューが家であまり出ない子もいますし、よく食べている子もいます。それぞれの違いなんかにも少し気づいてもらえたらいいな~と思い、刃物類の使い方以外は基本見守っています。
今回も鍋なので、それぞれ家庭の違いがでていて面白かったです。

おなかも満たされ、子どもたちが遊びと同じくらい楽しみにしていた大浴場でのお風呂。みんなきゃっきゃと貸し切りのお風呂を楽しみました。

寝る前の時間。ここでも初の試み、感想シェアタイムを作りました。
キャンプはいつもせわしなく時間が過ぎてしまい、子どもからきちんと感想を聞くことってできないな~。大人が見ていることと、感じていることがちがうんじゃないか。と思い、全員で今日楽しかったことと、明日やってみたいことを発表しました。

この時間は少し集中して相手の話を否定せずに聞く時間です。「焚火が楽しかったです。」「魚をとったのが楽しかったです。」などそれぞれの感じたことを話してくれました。明日やりたいことが見つかっている子もいれば、まだわからない子もいて、個々のイメージや感じたことが確認できる良い時間となりました。

帰り道、夜空を見上げると星空が★!!
雨予報はほとんど的中せず、キレイな🌙と★をみて就寝しました。

Day 2

朝も初の試み、朝タイムを作りました。
普段学校に行く前にゆっくり・・なんて時間はあまり取れないでしょう。
朝ごはんを作る時間に起きてきて、焚火でゆっくりあたたまってもいいよ~と夜に話をしてから寝ました。
すると・・・あれよあれよどんどん起きてくる(笑)
結果全員が6時頃から起床し、起きて10分後には焚火をしていました(笑)
普段できない分うきうきしちゃいますよね!

あったかドリンクで朝タイム♪

朝ごはんで温まった後は、生活の時間。
遊ぶ前にお世話になったお部屋を片付けることと、朝ごはんの片づけをしなくちゃいけません。
ここで「みんなで次の集合の時間を決めていいよ。」と委ねると、「45分で全部できる!」「いや~1時間くらい?」とそれぞれが意見を出し合います。ただ、早く遊びたい気持ちは全員同じでした。
結果なんと45分で全てを終えて、自分たちで遊びの時間を作りだしました。
これも素敵な姿ですよね。やりたいことは自分で時間をつくる!

2日目になると、昨日やった遊びの続きや、やっていないことなどそれぞれが主体的になって決める様子が見えてきます。
朝の延長線で焚火をする子と、昨日の橋づくりをする子と、思い出クラフトをする子に分かれました。

思い出クラフトは2日間の中のどこかで作ってね~とだけ声を掛けていたので、1日目に作らなかった子が集まります。

沢山スタンプしたり絵を描きたい子と、シンプルにスタンプ1つだけの子。
好きなアニメの絵でお揃いにする子など、それぞれのイメージが表現された作品ができあがりました。
その子らしさが溢れていて、名前が無くてもすぐわかりました。

焚き火組も、昨日やった子どもたちが次々に新しいことにチャレンジしたり、昨日やったことを思い出して自分でやり始める様子が見られました。
昨日やったことをすぐに復習ができるのって、宿泊会ならではですね。

2日目は特別おやつ、マシュマロの登場。
いつもより倍美味しいマシュマロはあっという間にからっぽになりました!

スモアにしちゃった~☺

一方、橋づくりチームは昨日の橋からかなりのレベルアップを遂げていました。そして、この橋をどうするか問題に直面。
壊して帰るべきかな、と提案する大人に、「いやだ!このままがいい!」という子と「どちらでもいい。」という子。
時間をかけてがんばって作った物を元に戻すことって、子どもたちにとってはちょっと苦しい場面で、どのキャンプでも起こります。
その場所に影響はないか?危険にならないか?迷惑にならないか?
一番は、自然に影響は与えていないか?
色んなことを考えなくてはいけません。
一方的にダメ!ではなくて、子どもたちも納得がいくように話し合う必要がありますね。

とことん遊んで、お昼ご飯を食べて、最後の最後まであそびこんだ子どもたちは疲労困憊!!!
帰りの電車に乗るころには低学年メンバーはうとうと・・・zZ
帰りたくなくて寂しくて涙を見せる子どももいました。

さて、この2日間で8人の子どもたちはそれぞれがおもいのままにやりたいことをとことんやりこんでいました。
やはり、やりたいことをしている子どもの姿はイキイキとしていますね。
お友だち同士が多い参加者でしたが、誰かにこだわらず全体で混ざって、同じやりたいことで新しい輪が出来上がる、そんな瞬間もいくつも見られました。
ここに来れば自分らしくいられる。そんな気持ちに少しでもなってくれたら嬉しいですし、もっとこれがやりたい!と次につながってくれたらもっと嬉しいです♪
まずは参加してくれた8名と3名のスタッフに感謝です。ありがとう。
そして、快く送り出してくださった保護者の皆様へ感謝申し上げます。ありがとうございました。

これにて2023年度のキャンプは一旦おしまいです!
また2024年度の日程ものちに公開いたしますので、ぜひ機会をつくってご参加いただけますと嬉しいです。
まずは今年度、たくさんの子どもたちに参加していただけたことに感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。

Koshine! たごたご

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