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UCLAの授業で学んだことの共有〜スタートアップの世界〜

今日からUCLAの授業が始まりまして、スタートアップ関連の授業が面白くて勉強になったので、自分の復習がてら、印象に残ったポイントをまとめてみました。

スタートアップに関係している方には割と面白い内容だと思います。
今後も、自分の勉強も兼ねて、授業で学んだ内容をこのマガジンで共有していこうと思うので、お楽しみいただけると嬉しいです。

【授業の概要】

通常MBAで行われている授業で、MBAでは2コマに分けている授業を、ロースクール用に1コマにまとめたとのこと。

その結果、
前半は講義形式→中間試験→後半はチームを組んでビジネスプレゼン
という割と重い授業に。

生徒は20人弱で、ゼミっぽい感じ。
LLM生が3分の2位、残りがUndergradの生徒。
中には現在進行形でスタートアップを経営している生徒もいて、みんなモチベーションが高い。
欧米組が中心で、アジア人は3人しかいないので、英語的にはとても苦労しそう。

【授業で印象に残ったことの共有】

以下、授業中に印象に残ったポイントをメモ形式で共有します。

<スタートアップで勘違いされがちなこと>

①一度失敗した起業家は、次回成功する確率が上がる
1度失敗した起業家は、また失敗する可能性が高い。起業家は、繰り返し失敗する。

②成功するためには、ファーストペンギン(マーケットの先駆者)でなければならない
実は、成功するために第一人者である必要はない。
(例)
・Microsoft Excelが市場に出た時、すでに同様のプロダクトが3つ存在していた。Excelは4番目に市場に出たプロダクト。
・ipodも後発だった。
類似商品は容量が少なく、持ち運べる音楽の量が少ないのがネックだった。ipodは、東芝が大容量のハードディスクドライブを開発するのを待って、10ギガの容量で市場に参入したのが勝因。
→市場を制覇するには、必要なパーツが揃うまで待つことも重要。

(ipodの成功要因)
音楽を聴く手段がラジオしかなかった頃、ラジオはケーブルに繋がないといけないので持ち運べないのが課題だった。
 ↓
ソニーのウォークマンがそれを解消し、音楽を持ち運べるようになった。
ただ、1枚ずつしかCDを聴けず、バッテリーがすぐ切れるのが課題だった。

これを全部解消したのがipod。
*競合商品がほぼ出揃っていても、最後のピースをはめたものが勝者となる。

③どんなビジネスをするかは、パッションに基づいて決めるべきだ
パッションは信用できない。コミットメント(実行)を信用すべき。
パッションは成功体験を重ねると自然に増大するので、
「やるべきことをやっていたら、いつの間にかパッションを捧げていた」
という形になる。

④スタートアップで重要なのはビジネスアイディアだ
実は、アイディアだけではダメで、重要なのはタイミング
・トースターは1919年に開発され、21年に特許を取った。ただ、当時のパンは一斤ごとに売られていて、パンが一枚ずつ切られて売られるのは1928年だったため、最初は全く売れなかった。
・ZoomやTeamsのような技術は1997年くらいに開発されていたが、最近までほとんど注目されていなかった。

<ビジネスアイディアの考え方>


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