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弁護士キャリア論① いまさら聞けない法律事務所の種類(企業法務編1)

みなさんこんにちは、弁護士の岩崎です。

(自己紹介)
いわゆる「四大」の一つである「森・濱田松本法律事務所」から「かなめ総合法律事務所」という事務所に移籍し、現在は主にスタートアップの支援をしています(2021年1月からUCLAに留学中です)。
弁護士業のほかに、Lawyer's INFO やLL.M. INFOなどのウェブサイトも運営しています。
noteマガジンでは、弁護士のキャリアや契約書、オススメの法律書などについて、週4位でラジオ配信、週一でテキスト記事、不定期で他の弁護士へのインタビュー動画などを配信しています。

これまで弁護士のキャリアについて色々な記事を書いてきましたが、「そろそろちゃんと体系だててまとめておいた方がよいかなー」という気がしてきたので、しばらく「弁護士キャリア論」と称して僕なりのキャリア論を書いていこうと思います。

記念すべき第1回目は、
「四大」とか「街弁」とかよく聞くけど、そもそも法律事務所にはどんな種類(ジャンル)があるんだっけ?
という話になります。

ここが分かっていないと、「どこに就職・転職すべきか」も「どういうキャリアを歩みたいか」も判断しようがないのでとても大事なんですが、意外と体系だってまとめられることはないので、これから就職・転職しようとしている方、あるいはキャリアに悩んでいる方にオススメです。

まず、「法律事務所」をめちゃめちゃざっくり2つに分けると、「企業法務系」と「街弁」に分けられます。
どちらも明確な定義はないんですが、顧問先など、企業からの案件をメインで扱うのが「企業法務系」で、離婚や交通事故などの一般民事案件を主に扱うのが「街弁」というイメージを持っていただければ大丈夫です。

*「街弁」は特に定義があやふやなんですが、ここでは「企業法務系以外の事務所」くらいの広い意味で使っています。
**最近は弁護士として企業の中に入って働く「インハウスローヤー」という働き方も増えていますが、少し特殊なので、これはまたの機会に詳しくまとめたいと思います。

「企業法務系」というと、四大(五大)、外資系、準大手、中規模、小規模、ブティック系など様々な種類がありますが、今回は、そのうちの四大(五大)、外資系、準大手について、
◆具体的にはどの事務所のことを言うの?
◆主な業務は?
◆忙しさや待遇は?
◆出向や留学には行けるの?
◆その他どんな特徴があるの?
といった点をまとめていきます。

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