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アクシデントは人と環境が密接に関わっている

アクセスありがとうございます。
越路つぐみです。


何かしらのアクシデントが起きたとき、個人で気をつけられることが対応策の大半になっていることはありませんか。
「まずは自分から」それは私も賛成です。
ただ、こんな視点もあるのではないのかな…という話です。


仕事で納期に間に合わないことが起きたとき、担当者の動きやコンデション、いわゆる個人に関することは話題に上がることがあります。
個人が意識していくことが大切です。
そこから何かしらの変化を促すことは間違いありません。
成功することもたくさんあります。

ただ、それだけでは対応が難しいことも出てきます。
皆さんも経験があるのではないでしょうか。

個人が対応できることには限りがあります。
私たちはそれぞれが特別な力を持った個人ではありますが、万能ではありません。万能ではない私たちは、自分だけで全てのことを解決することは難しいのです。そして、もしそのようなことをするのであれば、あなた自身にとって過度な負担になっていくのではないでしょうか。

私は何かしらのアクシデントが起きたとき、人と環境に着目をするようにしています。

【例】
・今回の仕事をどんな予定を立てていたのか/実際どう進めたか
 (依頼元とのやり取りなども含む)
・他にいくつ仕事を持っているか/他の仕事の進捗など
・今回の仕事をする中で本人の努力はどこにあるか
・今回のことを本人がどう感じているか
・普段どのように仕事をしているか/暮らしているか
・この人はどんな人か/どのような力があるか
・日常生活に変化はあるのか(生活態度や服装など)
・上司との関係はどうか/同僚との関係はどうか
・今回の出来事についての上司や同僚の反応
・本人が仕事をしやすい環境になっているか
・仕事道具は適切に使えていたか
・仕事に影響があるようなことが他にあるか

ざっとこんなところです。
他にも色々出てくるかもしれませんが、それはご本人とのやりとりであったり、関わりの中で確認をしていきます。

色々な側面からものごとを見ていくと、結果は「間に合わなかった」となってしまうのですが、過程の中でうまくいったこと・うまくいかなかったことも見えてきます。
そして、ご本人の努力に環境がどのように役立っていたのか、環境が努力の後押しになりにくかったのかも見えてきます。

これは私の経験ですが、思っている以上に、環境というものは大きな影響を及ぼしていました。
悪い意味でもよい意味でも両方です。
役立っているものはこのまま使えるようにし、よくない影響があることは、周りとも相談して環境調整をしていくことを考えてみてはいかがでしょう。


アクシデントが起きたとき、「それは個人の問題」としてしまうことはたやすいです。
ですが、ご本人も周りもこのことを活かし、繋げていくためには「達成しやすい環境」にも目を向けてみませんか。
そしてお互いの力を発揮しながら進めていけると、新たなものを生み出せたり、よりよく動けるようになるのではないかと感じています。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
それではまたの機会に。





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