高専マガジンが目指す未来
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高専マガジンが目指す未来

高専マガジン

こんにちは。高専マガジンの若林です。

「高専マガジンって、結局何がしたいの?」

これは僕が高専マガジンの活動をしていくなかで、言われた言葉です。

そしていつも僕はこう説明していました。

「僕自身、高専で勉強してきて、自分の専門は合わないと思った。でも専門以外の道に進むための情報がほとんどなかった。だから高専マガジンは、王道進路に進まなかった人の情報を集めて公開したいんだ。」

これで納得してくれる人もいれば、想いを伝えきることができずに、誤解をしてしまったままの人もいました。

この説明は自分でも「的を得た」回答だと思っていたのですが、高専に入って進路に迷った経験がない人にとってはわかりづらい感情なのかもしれないと気づきました。

そこで今回は、高専マガジンが目指す未来について具体的に書いてみることで、ちょっとはわかってもらえるのではないか。また、自分たちの決意表明としてここに残しておきたいと考えた次第です。

長くなってしまいますが、ぜひ読んでください。

高専マガジンのコンセプト

まずコンセプトの再定義をしたいと思います。

高専に関する情報の集積所を作る

すごくすっきりしました。
僕たちはこれが作りたかったんだ。と。

すごくアバウトなコンセプトになってしまいましたが、これが僕たちのしたいことです。
これを達成するために、僕たちは次の3つの企画を起こすことにしました。

1.今までスポットが当たらなかった進路情報を取り扱う「かたり」
2.高専情報をまとめた「しらべ」
3.高専間のコミュニケーションを加速させる「つどい」

名前は仮名ですが、これら3つをまとめて、「高専マガジン」と呼ぶことにします。

では、それぞれについて説明していきます。

1.かたり

これは今までの高専マガジンの活動とほぼ同じものです。

高専出身者がどういう想いで進路を選んだのか、決断のきっかけを、インタビュー記事や寄稿記事を通して伝える。
特に、学校では扱われていないような情報(生きた言葉や、王道進路以外の情報)をメインで取り扱っていきます。

今までの活動と同じなのですが、たまに誤解してらっしゃる方が見えるので、これだけは断言しておきます。

高専マガジンは、専門以外への就職や中退を勧めているわけではありません。
高専マガジンは、思考停止をせずに、自分の進路を全力で考える人を応援しています。

「中退を勧めるなんて、無責任だ」と言われることもありましたが、僕たちは中退を勧めているわけではありません。
先輩の一例を見て、自分がどう進むべきか判断してもらうための材料として、情報を集めています。

学校では、推薦就職と理系進学の情報しか与えてくれません。それはもちろん、学校側の配慮でもあります。
「あなたの専門を活かしていくなら、この進路がおすすめだよ」といった情報なので、もうすでに自分の将来をそこに思い描けている人にとっては、ありがたいことなのだと思います。

ですが少しでも、”専門が合わない”、”自分は別の道に進みたい”といった想いを持っている人にとってはそれだけの情報では少なすぎます。
もしかしたら中退した方がいいのかもしれない。
もしかしたら学生起業してみたらいいのかもしれない。
はたまた、もしかしたら文系進学した方がいいのかもしれない。

こういったことを考えてもらうために、情報を集めています。

もし高専マガジンを読んで、「やっぱり高専の推薦就職って、めっちゃいいな。」と思ったら、推薦就職を選べばいい。
「理系編入をして、もう少し研究をしてみてから考えよう」と思ったのなら、編入をすればいい。

ただ、判断材料がないままにその決断をしてしまうのは、少しもったいない気がします。

少し長くなってしまいましたが、”かたり”が目指す未来は、

学校が提示する進路にとらわれず、自ら情報を探して進路を考える高専生を増やす。また進路について悩んでいる人へ、先輩のロールモデルを伝える。

ということになります。

だから今後も僕たちは、「学校では扱われにくいような情報を集める」ことに全力を注ぎます。

2.しらべ

高専情報をまとめた”しらべ”と言いましたが、どんな情報を集めるのか説明していきます。

・日本全国にあるそれぞれの高専の学科や特色等の情報。
・学生や教員による学校紹介。
・高専に関するニュース。
・各高専に散らばる、チャレンジをする高専生の紹介。

以上の情報を、”しらべ”が扱う情報とします。
まだどういった構造でどのように発信していくのかは決めていませんが、最善の形を模索しています。

しらべ”が何の役に立つか説明するために、高専生、高専出身者の方は次の質問に答えてみてください。

あなたが選んだ高専は「全国の高専と比較して」自分にとってベストな高専でしたか?

おそらく回答は、「わからない」か「いいえ」が多数だと思います。
なぜなら多くは「近くの高専」という条件で学校を選んでいるからだと思います。

高専は国立であれば、全国どこでも入ることができます。基本的に寮もありますし、下宿を許可している学校も多いので、意志さえあれば入れることになります。
実際に、私の今いる鈴鹿高専(三重)にも滋賀や京都などの他県から進学してきている人が少しだけいます。

しかし、日本全国の高専を調べるのには相当な時間がかかりますし、忙しい中学生にとって全国を調べることは無意味のように感じます。
もちろん、同じ高専とはいえ、各高専によって学科も特色も違います。
だから高専マガジンがその一役を担うことで、高専を選ぶ中学生の増加、さらには高専自体の発展につながると考えています。

また、高専に関して、高専生は無知である。ということに気づきました。
他高専にどんな学科があるのか。どんな取り組みをしているのか。
僕たちは全然知らないんだな。と感じた出来事があります。

先日、高専マガジンでこのような記事を出しました。

僕自身、文系の学科がある高専の存在を知りませんでした。

この記事の反響にも「こんな高専があるの、初めて知った」といった意見がよく見られました。

高専生のいいところは、高専というだけですぐに仲良くなれるところだと思います。
それなのに他高専について知れる場がないのはとてももったいないことだと思いました。

なので”しらべ”を、そういった情報を簡単に集められるような場としていきたいと考えています。

つまり”しらべ”が目指す未来は

中学生が高専の情報を集めやすい環境を作り、高専の価値を上げる。また、各高専同士の情報交換の場となる。

です。

これには各高専の協力が必要であり、多くの人を巻き込んでしまうことになります。
もし僕たちの想いに少しでも賛同してくださった方は、ぜひご協力をお願いします。

3.つどい

高専の弱味の1つとして、大学と比べて学校在籍人数が少ないという点があり、仲間が作りづらいというデメリットがあります。
ここでいう仲間とは、同じような価値観を持つ人だったり、同じ進路を目指している人のことです。

例えば「文系学科に進学したい!」と思っても、なかなか仲間が見つからず、モチベーションが持たなかったり、情報が集まらずに苦戦したりします。

でもせっかく全国に57個も高専があるのなら、全部つながっちゃえばいいじゃん!!

という考えがこの”つどい”の根底にあります。

実際にやることとしては、

・高専に関するイベントを紹介する
・高専イベントを開催する
・イベントレポートを掲載する

など、イベントやコミュニティの場をつくることをメインに考えています。

今現在でもイベントレポートは作成していますので、これをもっと拡張していきたいと考えています。

高専に関するイベントも全国でたくさん開かれています。
例えば、編入ならZENPENが開催する「全国編入説明会」があります。ここで編入仲間を見つけた人も多いかと思います。

ですがこれを知らないと、参加するかどうかを考えることすらできません。

僕たちはそういった機会損失をなるべく無くし、また自らイベントを開催していきたいと考えています。

つまり、”つどい”が目指す未来は

高専間のコミュニティを作り、仲間を作りやすい環境を整える

です。

高専マガジンの全体像

かなり長い文章になってしまったので、高専マガジンの全体像としてまとめたいと思います。

高専マガジン全体像

高専マガジンが目指す未来

各コーナーの目指す未来を書いてきましたが、総合して高専マガジンが目指す未来は、

高専生(または高専を目指す中学生)が自分で納得できる進路を選び、周りもそれを許容する環境を創る。

です。

なんだか壮大になってしまいました。

でも、これは誰かが必ずやるべきことだと確信していますし、やり遂げる覚悟が僕たちにはあると断言できます。

「高専情報を探すなら、高専マガジン」

と言われるように、これからも頑張っていきます。


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