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魅せましょう、高専の底力を。

現役高専生、高専OB・OG、全ての高専関係者の皆様、こんにちは。
2020年に仙台高専の専攻科を卒業し、現在株式会社エニバの代表取締役CEOを勤めている山崎と申します。(X:@y_taisei1217
弊社では、YouTube登録者3万人を抱える「みんなの高専チャンネル」を運営しながら、高専受験生・高専生のための学習塾ナレッジスター事業を行っております。
また、高専人会においてはHP担当理事を拝命し、高専を卒業した今でも高専に関わるあらゆることに携わっております。

私が高専にここまで関わるのは、中学生1年生の時、野球部の先輩の過度な1年生いじめに関して揉め、尊敬していた野球部の顧問に相談した際、

「大切なのは自分が先輩になった時に、後輩に自分達の時よりも良い環境を用意できるかだよ。」

という言葉をいただいたからです。その言葉が今でも自分の後輩に対する原動力となっています。
だからこそ「自分の後輩には、自分よりも生きやすい環境を提供したい。」という想いが強く、高専という学校の、私の大切な後輩のために自分の人生を使えるだけ使いたいと考えています。


高専人会とは

そんな私が今、高い熱量を持って関わっている組織が一般財団法人高専人会です。

高専人会の大きなテーマは
「高専の後輩に自分達の時代よりも生きやすい環境を提供する」ことです。

一般財団法人なので、集めた寄付などの財産を元手に高専のために使っていくという目的を持った組織です。

具体的に集められたお金は、

・現役高専生への奨学金
・ロボコンやプロコン等への参加支援
・各地域、各高専へのイベント運営費支援
・研究活動(学会発表等)支援
・研究成果等の事業化支援

など、KOSENJINプロジェクトとして、高専のために使われていく予定です。

ただ、面白いのはそれだけじゃないことです。

大きいテーマである
「高専の後輩に自分達の時代よりも生きやすい環境を提供する」ことだけではなく、その副産物的なところに高専人会の本当の価値があると思っています。


高専人会の本当の価値

高専人会の本当の価値とは
「高専の後輩に自分達の時代よりも生きやすい環境を提供する」という同じ目的を持った高専人が集まり、お祭り騒ぎしながら互いの関係を深めることができるという点です。

今この記事を読んでいるあなたもこんな経験はありませんか?

話している相手が高専出身だと知った時、急に距離が近く感じ仲良くなる。
仕事で出会った人が高専出身だと知った時、急に仕事を依頼したくなる。

これは高専出身者なら誰しもが経験したことがあると思います。

なぜこうなるのか?

それは、高専出身者が同世代の中でたった1%の貴重な存在だからだと考えています。

高専人は、普通だったら中学校を卒業して普通高校に進学するところを、わざわざ少数派の高専という道を選択し、高専という学校で鍛え上げられた仲間です。

社会の中で、高専というものを本当の意味で知っている仲間は親近感が湧き、仲良くなれるのも当然だと思います。

私も高専を出たというだけで、自分の実力なら普通仲良くなれないような先輩方と仲良くさせていただけています。
特に起業して、実績も経験も何もない私と仲良くしてくれたのは高専の先輩方でした。間違いなくその人達のおかげで今の私があります。

高専というコミュニティーは目に見えにくい価値が確かに存在するということです。

高専人会は「高専の後輩に自分達の時代よりも生きやすい環境を提供する」という目的で集まった高専大好きな人達が集うこと自体にも大きな価値があります。
だからこそ高専支援の輪を広げていくことに意味があるのです。


高専人会が目指す未来の姿

高専人会は発足当初から、ある学校のOB・OG会を参考にしています。

それは慶応のOB・OG会である「三田会」です。

では、慶応の三田会は何が凄いのかについて説明します。
高専人会が三田会のここが凄い!と捉えてる点は大きく3つあります。


①OB・OG会としての寄付額が日本一

まずは金額から。
慶應義塾大学が「創立150年」の事業向けに集めた寄付金の総額は

285億円でした。

そのお金は、横浜初等部の設立や大学病院の新病棟建設などに使われたということです。

これだけの寄付が集まり、それが未来の慶応を創る。
これこそが慶応の強さであり、慶応であることの誇りへと繋がっています。


②三田会の分科会

三田会は、全ての三田会を束ねる「慶応連合三田会」と、様々な活動を行う「分科会」が存在しています。

例えば、
・卒業年毎の分科会
・勤務先や職種毎の分科会
・自治会系の分科会
・文化団体連盟系の分科会
・体育会系の分科会
・スポーツ関係の分科会
・ゼミナール系の分科会
など、それ以外にも多様な分科会が連なっています。

それぞれが自由に活動を行うことで「慶応」というテーマで集まった深い関係性の仲間ができるという仕組みです。

自分の興味がある分科会に積極的に参加し「慶応」という仲間意識を作ることで、寄付に繋がったり、横の繋がりができたり、様々なメリットを作り出すことを実現しています。


③慶応連合三田会大会という一大イベント

慶応三田会を語る上で、なんといっても外せないのが「慶応連合三田会大会」というお祭りのようなビックイベントです。

慶応に関わりのある議員や起業家などのお偉いさん方が講演を行う堅い式典もあれば、
飲食などを楽しみながら仲間とワイワイ過ごすことができるイベントもあります。

まさに、慶応連合三田会はお祭りです。

普通、学生のうちは文化祭などのイベントがありますが、社会に出ると自分達で作るイベントみたいな機会はめっきり減ります。

慶応は、OB・OGがガッツリ関わる形で、お祭り騒ぎをするイベントがあるのです。

この結束力こそが三田会の凄さだと思います。


甲子園を席巻した慶応、そして三田会

今年甲子園で行われた全国高等学校野球選手権大会の決勝戦は
「慶応高校 vs 仙台育英高校」でした。

結果、慶応高校が優勝しましたが、話題になったのは慶応の応援でした。

史上最強の応援だったとも噂され、
X(Twitter)では、
・応援がうるさすぎて仙台育英の選手が可哀想
・応援で選手同士の声が聞こえないせいで仙台育英の選手がエラーした
など物議を醸しました。

これは慶応三田会メンバーが甲子園に集まり、今までにないくらいの熱狂の渦を作り出した結果起こったことです。

今年の慶応高校の優勝は、間違いなく応援のおかげもあったと言えます。
それぐらい三田会の熱量はとてつもなく、実際社会にインパクトを与えています。


高専人会は三田会を参考に、三田会よりも熱い組織を目指す

ここまでで、慶応三田会の凄さは伝わったかと思います。

三田会は「慶応の後輩のために」と集まった熱量が、自分達のネットワークへと繋がり、巡り巡って自分達の利益へと繋がっていく理想的な組織です。

高専人会はここを目指します。

高専にはそれだけのポテンシャルがあります。
慶応の卒業生は約40万人、高専の卒業生は約50万人です。

もちろん、初めから歴史ある慶応三田会のような組織にはできません。
一歩一歩、高専の輪を広げることができれば、三田会以上のポテンシャルを秘めた組織になると考えています。

まずは全国にある各高専の同窓会や高専のための任意団体を高専人会をハブに集結させ、強い高専愛を持った横の繋がりを創る。

そこから高専人のみんなで高専のための活動を行なっていき、高専への熱量を高めていく。

そして、巡り巡って高専の価値が高まり、全ての高専人の利益に繋がるように。

そんな愛と利益のバランスがとれた活動をしていければと考えています。


高専人の決起集会、第1回高専人交流会開催

ここまで高専人会をどういう組織にしたいか語ってきました。

高専人会発足から1年。
今まで高専人会を熱い組織にしていくための準備を行ってきました。

そして、ついにその第一歩である第1回高専人交流会の開催が決定いたしました。

このイベントは、これから高専人会が革命的な組織になっていくための重要な第一歩です。

盛り上げられるかどうかは、このイベントに集まった高専人会の古参達の熱量にかかっています。

だからどうか、高専愛が強い皆さんにぜひご参加いただきたいです。


具体的な第1回高専人会交流会の内容

今回の交流会は大きく、堅い会とみんなで楽しく交流できる会の2つを用意しています。

まずは堅い会ですが、
第一部式典とパネルディスカッションがあり、

第一部式典では、
高専人会評議員で上場企業のさくらインターネット株式会社代表取締役社長の田中さんの開会挨拶から始まり、
高専機構の谷口理事長の挨拶、
国会議員や大企業社長達の来賓祝辞、
高専人会理事長でフラー株式会社代表取締役会長の渋谷さんから高専人会のご説明をいただきます。

パネルディスカッションでは、
今まで高専の同窓会を支えてきた偉大な方達が「高専同窓会の未来とは」というテーマでディスカッションを行います。

次にみんなで楽しく交流できる会ですが、

食べ物やお酒などの飲食が用意されており、今後発表されるブースなどを楽しみながら高専人同士の交流を深めることができます。

場所や細かい参加費などはこちらのページをご覧ください。


高専人の皆様へ

ここまで読んでくださった高専人の皆様、ありがとうございます。

高専には無限のポテンシャルがあり、高専人は「高専」というキーワードだけで強く繋がることができます。

高専人全員で高専の価値を高める事こそが次の世代へと繋がり、日本の発展、そして自分自身の発展へと繋がっていきます。

「高専の後輩に自分達の時代よりも生きやすい環境を提供する」

これを皆さんの力で本気で実現していきませんか?

最初から慶応三田会のように多額の寄付をしなければならないというわけではありません。

まずは第一歩、高専愛があるもの同士で繋がることから始めましょう。

第1回高専人交流会の成功が、高専人会成功の鍵です。

魅せましょう、高専の底力を。




第1回高専人交流会はこちらからご応募ください。


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