小関珠緒

作家/「自分かがやくプロジェクト」運営/編集・ライター/人材育成コーチ/キャリアコンサ…

小関珠緒

作家/「自分かがやくプロジェクト」運営/編集・ライター/人材育成コーチ/キャリアコンサルタント/人材育成、個人の強み発見、マーケティング塾「成れる会」運営。https://narerukai-tokyo.com/ https://hito-nobi.jp/

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【小説・読むセラピー】あなたが世界を愛する日(1)

「自分は男の子だったら、よかったのに」 5歳の小鳥 優(ことりゆう)はいつも残念に思う。弟が生まれて、両親が弟を大切に扱い始めてからそう感じている。悔しいという気持ちも混じっている。どこか落ち着かない。ここが自分の居場所ではない感じだ。 大好きなカレーを食べているときも、幼稚園の友達とおもちゃで遊んでいるときも、一人で絵本を読んでいるときも、どこか気が晴れない。 ママやパパが弟を褒めるのを見るだけで、ざわざわする。女の子に生まれた自分は、そんなに褒められたことがない。 「男

    • 【小説・読むセラピー】あなたが世界を愛する日(2)

      前回の小説はこちら。 「ひとまず次に怒りがわいてきたら、ゆっくりと大きく深呼吸をして、『この怒りは、今、目の前のことが原因ではない』と自分自身に言ってくださいね」 と優は千果子に伝えた。 「すぐにはおさまらないかもしれないです。けれど、その言葉を繰り返すことで落ち着いてくるはずです」 「そうですよね。ありがとうございます。ちょっとやってみます」 千果子はホッとした顔になっていた。 「それでも何かありましたら、またご連絡くださいね」 優は笑顔で、ワントーン明るい声をかけた。

      • 混乱した状況を使ってパラダイムシフトする

        学校が9月スタートに変わる話が出てきたとき、 小池都知事が「混乱もするが、一方で今混乱してるわけで、だったらこのパラダイムシフト、大きく変えるきっかけになると思う」と発言。 学校がどう変わるかはともかく、私は、この考え自体がいいなと思いました。 パラダイムシフトとは、天地がひっくり返るような劇的な変化のこと。 現在、混乱のさなかにありますが、こんな時こそ、パラダイムシフトできるチャンス。 社会の仕組みだけでなく、まず、今、自分が捉えている「当たり前」を大きく変える。 そ

        • 「不安やストレスを軽くするコツ」無料PDFを差し上げます

          こんにちは。人材育成コーチの小関珠緒です。 新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、不安やストレスを強く感じている人も多いと思います。 遠方に出かけられない、友人と会えない、大勢で盛り上がれない、 スーパーは混んでいて、欲しい商品がない…など、制限が多い生活。 感染するんじゃないかという生命的な危機感、 これから仕事や生活は大丈夫なのか?という経済的な危機感もあるでしょう。 ネガティブな気持ちになったり、ちょっとしたことでイライラしたり。 先行きが見えなくて気持

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