読みたい本を、まずは整理してみた

漫然と読みたいな、と思っているだけだと、
手にもしないだろうし、
あるいは、買っても埋もれさせてしまうだろう。
なので、10冊の優先順位をつけた。
理由も添えて書き出し、動機づけを図ってみる。

1.太陽(現代の天文学10)/日本評論社/桜井・小島・柴田編
……天文趣味と、環境学習・教育の、2軸で活動していると、その接点は太陽となる。来月(7月)のミニレクチャーにも備えるために、実は今日書店で予約した。

2.折紙の数理と科学/森北出版/T.ハル
……昆虫の翅や、有名なミウラ折りで、毎度その可能性に驚嘆してしまう。折紙造形に迫りたい

3.混相流体の力学/朝倉書店/日本流体力学会
……砂浜の形成は液体と固体の混ざった流体の作用、雲の動きは気体と液体(または固体)の混ざった流体の作用、惑星形成の議論にもこのカテゴリの力学が鍵になっているという。

4.土砂動態学/共立出版/松島・成瀬・横川編
……ある場所では砂浜となり、隣の場所では泥の干潟となる、そんな地形形成がどうも不思議なので。3.で取り上げた混相流が、こちらに効いてくる

5.物理化学 分子論的アプローチ(下)/東京化学同人/マッカリー・サイモン
……化学反応の平衡、反応の速度、光への分子の反応(なぜ色が付くか)、そんなこんなを説明しようとする意欲的な学問分野。わかりやすい、と定評あるこの教科書で、学び直し

6.障害者の経済学/東洋経済新報社/中島隆信
……障害者の社会参加の意義をリカードの比較優位説で説明する人がいる……と、何かの折に、著者のお名前を聞いた。この問題への本格的な論考を、読んでみたい。

7.自己組織化とは何か/講談社ブルーバックス/都甲・林
……本命は9.に挙げた「協同現象の数理」なのだが、学生時代に痛い目にあってるので、概説書でアップしておく

8.発光と受光の物理と応用 /培風館/日本学術振興会
……学生のころの専門分野。長らくご無沙汰してるので、再度インプットのために、網羅的な解説書を読みたい。

9.協同現象の数理/東海大学出版部/H.ハーケン
……分子設計をはじめとして、生命現象まで、数理科学で統一的な道筋を作ろうとした古典的な理論書。学生時代、同じ研究室の先輩が修論のテーマにしてたので、輪講の題材として一度読んでる。だが、全然頭に残ってない。ヤバい

10.半導体の光物性/コロナ社/中山正昭
……勉強というよりも、一面識のある中山先生が研究生活をどのように総括されたのかに興味ある。

ほとんどの本が、内容の3割を理解できるか、怪しい上を、分野もバラバラ。


日常で出会った事柄へ、それなりに理解の道筋をつけたい欲求……その欲求だけが強く、

頭がついてこない。

そして、これまで40年以上の不勉強が、身にしみて余りある。

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