注意喚起情報(太陽活動由来の磁気嵐の恐れ)

表題の件、太陽表面で5/9〜5/10(日本時)で爆発的事象(巨大フレア)が起き、
そこから放出された電気を帯びた粒子が、地球の磁場を大きく撹乱する懸念があります。
関係の方には、もう広く知られているはずですが、生活上いくらかの影響があるかもしれません。たとえば、ドローンも使用しないよう、呼びかけがあるはずです(GPSを使うため)。

宇宙天気予報のサイトから、注意喚起の臨時情報が出ました。随時更新されると思いますので、あえてリンクのみ貼ることにします。

https://swc.nict.go.jp/extreme.html
(到来が、幸い土曜〜日曜ですので、被害や余波は小さくできるかも、ですが)


以下余談
去年、京大花山天文台が提供の宇宙天気の講座で
過去の顕著な実例として、キャリントンイベントを紹介頂いたものですが、
今回の肉眼黒点群が、その時の黒点に匹敵するとの旨、太陽物理学の泰斗柴田先生より投稿ありました。
フレアの閃光は通常、深い赤色の輝線(水素原子由来の単一波長の発光)で起きるものですが、

その当時は眼視(可視光でも!)で観測された、というほどの激しいものだったと聞いております。

そうした話を、100年前の『歴史上の事件』として聞いていたのですが、
まさか、実際に経験するとは!

なお、キャリントンイベントは、年号からわかるように、江戸時代の末期の出来事です(安政5年……横浜開港の年)。
欧米で有線の電信網が、ようやく整備された時期
今のような広範な送電網も、増して人工衛星もない時代ですが、
フレアの影響で、電信鉄塔がスパーク、自然発火といった被害が出ました。

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