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DXはじめの一歩にピッタリな本

タイトルに惹かれて手に取りました。
「総務部DX課 岬ましろ」
(須藤憲司さん)

総務部DX課 岬ましろ

https://amzn.to/3LWgANi
 
著者の須藤さんはKaizen Platform
の代表取締役。
Kaizen Platformは2013年の創業後、
1000社を超える企業のDXの
プロジェクト化をサポートした
実績を持つ企業です。
https://kaizenplatform.com/
 
須藤さんの別の著書
『90日で成果をだすDX入門』
も以前に読んだことがあります。
https://amzn.to/3LN9JWF
 
「今日から君をDX担当に任命する…」
本書は老舗洋菓子店チェーンを舞台
に、店舗勤務から総務部へ突然異動
を命じられた新卒4年目の岬ましろ
が謎のDX請負人 黒崎拓海の力を
借りて社内のDX化を進める様子を
ストーリー仕立てで解説した一冊
です。
 
途中に出てくるドラッカーの
5つの問い、いいアクセントに
なっています。
 
第一の問い
我々の使命は何か
 
第二の問い
我々の顧客は誰か
 
第三の問い
顧客の価値は何か
 
第四の問い
我々の成果は何か
 
第五の問い
我々の計画は何か
 
 
洋菓子店チェーンの設定と聞き、
10年以上前に出版された
『インバスケット思考』
(鳥原隆志さん)
https://amzn.to/33HbQde
を思い出しました。
 
本書を手に取った後でカフェに寄り、
少しのつもりで開いたら夢中になり、
1時間半くらいで一気に読み終えて
しまいました。
 
「DXとは何か」を知りたいと思って
書店に行ったら、DXがテーマの本が
たくさん並んでいて、何を選んだら
よいかわからない方が最初に読む
のにピッタリな一冊だと思います。
 
 
須藤さんのDXの定義
 
3ページ
デジタルを活用して、圧倒的かつ
優れた顧客体験を提供し、事業を
成長させること
 
 
印象に残ったフレーズ
 
7ページ
私たちの経験からするとデジタルの
専門家でなくてもDXには取り組め
ますし、成功に導くこともできます。
なぜなら、DXで何より大切なのは、
自社の事業を正しく理解した上で
「目的と課題の正しい設定をする
こと」だからです。
それさえできれば解決方法は必ず
あり、デジタルテクノロジーは
とても強い武器になってくれます。
 
46ページ
プロジェクトは当事者を増やせ
 
48ページ
タイムリミットは90日
 
133ページ
意見が対立しているとき、意思決定
者が何をしているかというと、
『どこに今の正解を置くか?』
を考えているんだ。
そして、その判断基準は時間軸。
つまり、未来にとって正しいのか、
今にとって正しいのか。
 
 
目次
 
Chapter0
DX担当任命は突然に
 
Chapter1
ミッションを知る
 
Chapter2
デジタル化をする「本当の」意味
 
Chapter3
顧客目線で考えよう
 
Chapter4
社外のスペシャリストを巻き込む
 
Chapter5
創業者の想いを知る
 
Chapter6
DX推進に必要なこと
 
Chapter7
幸せの届け先

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