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#140文字小説『美の責任』

美しい物を持つという事には責任が伴う。

常に心を気高く保っていなければならない。

鍛冶屋の親方はそうつぶやくと真新しい鉄にハンマーで息吹を吹き込んだ。

俺もいつかなってやる。

この世でたった一つの美を打ち出すまでは。