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#140字小説『無為』

 ふとした瞬間に僕はナイフを手に取りたくなる。

 それは夜中にカップ麺を食べた後。
 
 何も満足していないのに私達はいつしか満足する事を求められて生きている。
 
 人生はいつもうえ乾いていた。

 神に?

 そうだったら本当に良かっただろう。
 
 コンビニのお勤め品のように使い捨てられる性。

 消えれば泡のような命。