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#140字小説『乾いた情熱』

貧しい少年には画家にいつか描いて欲しい絵があった。

大人になった彼はお金を貯めて自分が夢想する大地と空や憧れの人物を描いてもらう。

しかし熱はいつか冷めてしまい大金を出してしまった罪悪感が心を蝕んだ。

夢を叶えた瞬間に彼の心からは憧れが消え去っていたのだ。