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川柳で若い世代にエールを送りたい 24/3/31

1.川柳の一言コメント

「老体に花を咲かせる灰をまき」

 今年の3月は例年に比べて天候不順だったのではないかと感じています。急に寒くなったり暖かくなったり、雨が降ったり雪になったり。花粉も黄砂も飛んでくるし、嫌ですね。

 しかし、今年も桜が各地で開花しました。昨日あたりから、全国各地で花見を楽しむ人が増えてきているようです。日本人は四季折々にいろんな花を愛でて楽しみますが、やはり桜は特別ですね。日本人の誰もが笑顔になります。

 桜の木の下で仲間内で花見をするのは、春の最高の楽しみですね。元気が出ます。今年は花見ができるかな。もし、一緒に楽しむ人が居なかったら、一人でも近くの公園ででもいいから、桜を見ながらお昼を食べるつもりです。

2.私の経験で思う事

 実は私は3月末が誕生日で、つい先日68歳になったばかりです。まあ、ずっと一人住まいで誕生日を自分で祝う事も殆どしなくなりましたが、今年は誕生日の前日に、友人に「明日が誕生日です」と伝えたら、友人がお菓子とお祝いメッセージを宅急便で送ってくれました。ありがたい話です。

 誰でも毎年必ず年をとります。高齢者になると少しずつ身体が痛んできますので、健康管理が益々重要になってきます。生まれて以降、全ての日が「これから先で、今日がいちばん若い日」になるのですが、高齢者になるとその意味が身に染みて感じるようになってきました。

 私は凡人で、特筆すべき実績を何も残せていませんが、それでも何かしら世の中の役に立ちたいと常々思っています。小さなことでもいいから、周りの人を、何か、ぱっと笑顔に出来るような事をしたいと思っています。

 何をすればいいのでしょうね。今の自分にできるボランティアか何かでしょうかね。私の川柳で人が笑顔になってくれたら嬉しいのですが。

3.川柳からイメージした絵を描いてみた

 僭越ながら、私の描いた下手な絵を載せます。

老体に花を咲かせる灰をまき

 私が「はなさかじいさん」になっている絵です。桜の花を満開にさせるだけでなく、自分も頭の上にも花を咲かせてみました。

 落語の演目で「あたま山」というのがあります。ケチな男が地面に落ちていたサクランボを食べます。種も食べたので、翌日、頭から桜の木が生えてきて、見る見る大きくなり、近所の人達が花見に来るという奇妙極まりない話です。

 この落語では、頭の桜の木を根こそぎ抜いて、抜いた跡の穴に雨水が溜まり、魚が住み始め、やがて養殖場が出来て、釣り人が大勢押しかけます。

 ケチな男は生きるのが嫌になって、頭の池に身投げするというのが最後のオチになっています。物凄く変な話ですが、噺家さんが演じると面白いのです。私の好きな落語の演目の一つです。

 今年も桜が咲いた。ありがたい。私も何か咲かせようという気になります。まず元気を出して春を楽しむことから始めましょうかね。

 

 

 

 

 

 


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