リアルタイムなエッセイ vol.56「ブルーな気持ちを晴らしてくれたのは、仲間だった」
2024年10月19日、土曜日、晴れ、洗濯日和。けっこう暑い。
昨日の金曜日の話から始めたい。昨日18日の金曜日、その前の日からなんとなく気持ちがもやもやして、金曜になって朝起きても気持ちはブルーたった。なぜブルーであるのかは仕事と家庭と両方に原因がある。仕事の原因は燃え尽き症候群からくる「寂しさ」で、なんとなく仲間と疎外感を感じてしまっていた。家庭の原因は、思った通りにつれあいに動いてもらえない、予測不能である点だ。人間だから制御不能は当たり前なのだけど、その予測不能のために、たてていた予定が全てズレてしうのが、自分の中で気持ちのおりあいがうまくついていない。別につれあいが悪いわけでは全然ない。彼女は彼女の人生なのだ。
で、そんなブルーな気持ちが現実に投影されてしまったのか、朝から冷たい雨。そして、大学に出張して帰ったらチームの歓迎会の予定まである。正直、どちらもめんどくさかった。当日になるとなんかめんどくさくなってしまう、そんな経験ありませんか? ブルーな分、この朝は特に強かった。
でも放り出すわけにはいかない。大人だもん。
朝7:30出発のところ、少し遅れ気味に会社に到着、一緒に行くWAKAちゃんとすぐ準備して、車を正面まで回してもらうことにした。
・・・WAKAちゃんが言う。「サイドブレーキが動かないんですけど」
なんですと?
交代して運転席に座りサイドを解除しようとボタンを押して動かすために力を込めた。・・・びくともしない。何回か試して、こりゃあ、無理だ、と判断。急遽別な業務用車を調べ、予約が入っていたものの緊急事態ということで手配してもらって借りた。うーん。朝からヤな感じだねー、とWAKAちゃんと話す。代わりの車は無事に動く。
北に、そして西に、さらに高速を乗り換えてまた北に。高速を運転して1時間半、大学に到着。トラブルで出発は15分遅れ、どうなることやら、と思ったけど、高速を少し?飛ばしたので予定通り、9時半に着く。
大学での測定は順調そのもので、小慣れた感じでサクサクと進み、15時過ぎには70個もの測定が全て終わった。WAKAちゃんと車でたわいのない話をしたり、測定に集中したおかげで、その頃にはもうブルーな気持ちは吹き飛んでいた。
帰りの高速、雨はかなりひどくなってきた。ほどほどに飛ばして帰社。WAKAちゃんにはチームのみんなをお店まで送ってもらう仕事が待ってるので、あと片付けはボクが引き受けた、
今日の歓迎会は、いま実習に来ている若い新入社員の男の子のチームでのプチ歓迎会と、もうひとり、実習に出ていたウチの女の子のおつかれさん会、合計6人の会だ。ウチのチームはちょくちょくこういう会をやる。18時開始だったが、ボクは家にいったん帰ってつれあいの夕食の手配を済ませてから出かけなければならない。先に始めてもらうようにWAKAちゃんに伝えておいた。つれあいの夕食、出張でつかれていたし、すぐに出かけなければならないのでコンビニでお弁当とサラダとスイーツを買って帰り、悪いけどそれで済ませてもらうことにした。
そんなこんなでもう18時。やっと家から出て、30分歩いていくか、車を呼ぼうか迷ったけど、もうめんどくさくなったのでタクシーを呼ぶ。小雨も降っていたしね。15分くらい遅れで会場の小料理屋に到着。案外暑かったので、Tシャツに革ジャンを羽織って行った。
約3時間半くらい、飲んで食べて、イジって、笑って、楽しかった。うちのチームのみんな、最高だぜ。実習に来ている男の子、To-yaくんもいいやつだぜ。最近のモヤモヤも全部吹き飛んだよ。
帰りは30分歩いて帰った。家に着いてからのことはあまり覚えていない。何度も書いているけど。酔って歩いて帰るのは良くない。体にお酒がまわりまくる。水も飲んでなかったしね。気がつくとつれあいが「アリス・ワンダーランド」の録画を見ていて、ボクはソファで気絶していたらしい。お酒が悪い感じで体に巡回しているのを感じながら、お風呂に入る。
いまこれを翌日の土曜日に書いている。久々に二日酔い。気持ちは悪くないけど頭がガンガンする。朝ごはんをしっかり食べ、薬を飲む、昨日のことを考えると、人に癒された、そう感じる。いろいろあったけどいい一日だった。時々、勝手に心を閉ざして疎外感を自分で作ってしまうけど、たいていは思い過ごしなのだ。
生きてるうちに、そういうふうに思うことが何度も訪れる。そんな感情を大事にしたい。
ところで、この写真のはっぱの種類わかる人いますか? いたらすごい! 昨日の会で聞いて驚いた。答え合わせは後でまたエッセイを書いた時に書くね。
じゃあ、このへんで終わるね。
チャオチャオ!