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リアルタイムなエッセイVol.35「みえないにもつをおろしたら、おもったよりらくになる」

2024年、7月1日、月曜日。曇りのち雨、そして晴れ

 管理職になって以来、ずっと、研究所内のとある専門チームのリーダーをやっていた。何年やったのだろう? ついに今日、その荷物を下ろした。きっかけはここ最近の個人的な事情で、ずいぶんボクが弱ってしまったからだ。それを見かねた筋から、交代を勧告され、それを受けた。

弱ってから1ヶ月半、
展開はや!!っと思わないわけではないけど、もうボクの興味はここにはないので、正直、どうでもいい。

 その話が上司からあったのが先週の金曜日。そして今日、チーム内にアナウンスされた。ボクの後を受け継ぐジャイアンみたいなヒロくんは、その姿とは裏腹に、案外義理堅く、気にしぃなとこがある。当分は二人三脚だけど、すぐに彼なら慣れるだろう。

 リーダーを降りるといろんなチーム管理の仕事が減る。雑用と言っては語弊があるけど、いろんな仕事だ。弱っているボクの負担を減らして、本来の業務に注力してもらう、というのが今回の目的と聴いている。

アナウンス後、今日は短く引き継ぎをした。やることは多いが、たいしたことではない。誤解がないように言っておくけど、リーダーから外れても別に仕事を離れるわけでも、専門性を放棄するわけでもないので、いろんな自分の問題と向き合いながら、これからも仕事を続ける、か。

だって、定年まであと11年もあるんだよ。ね、長いよね。明日が定年で明後日が寿命でもいいのに。

もうやめたい、楽になりたい、ずっとどこにも出かけずに苦しみの底に沈んでいたい。全ての関わりを絶って流されていきたい

毎日、そう思うけど、でもREBECCAのmotor driveじゃないけど、現実はシビア。
やっていくしかないよね這いつくばって。それにボクには責任があるからね。

実際に、いろんな日々の仕事を人に任せると、なんだかずいぶん楽になった気がした。日が経つにつれてますますそう思うのだろう。だからきっと、いい機会と思う。まだまだ仕事に集中するには、解決できていないことが大き過ぎて、自分の力をセーブしながら向き合っていくしかないけど、みんなに甘えながらやっていこうと思う。

 肩の荷を下ろすで連想したのは、松田聖子の「蒼いフォトグラフ」。ボクの一番好きな唄だ。宮本輝原作の小説のドラマ化「青が散る」の主題歌だった。このドラマも大好きだったけど、再放送は権利の関係上、なかなかないし、DVD化もしていない。石黒賢、二谷友里恵、佐藤浩市、利重剛、川上麻衣子、広田玲央名、清水善三、浜尾朱美、遠藤憲一、村田雄浩、大塚ガリバーなど 劇中歌、「人間の駱駝」も好きだったな。青春キラキラだったけど、挫折を描いたところも好きだった。

みんな重い見えない荷物
肩の上に抱えてたわ
それでも何故か明るい
顔して歩いてたっけ

蒼いフォトグラフ、唄:松田聖子、
作詞:松本隆,作曲:呉田軽穂

とにかく、いまは生きる。

それしか、ない。死んだら全ておしまい。それは最近思う。

生きるためには食べるのが必要(急になんだなんだ!?)。
今夜は野菜スープと、鶏ささみ肉のバター焼きだ。バターのいい香り。
ヘルシーだね。

なんか、見た目は地味。ささみのバター焼き


さっ、肩の荷を下ろしたのだから、明日の一歩を踏み出していこう。そう簡単じゃないのはイヤってほど知ってるけど、虚勢でも張れるものは張っていこ! 長い夜を今日も越えなきゃね、明日を信じて。

とりとめのない話でごめん、だけど、今の瞬間にしか書けない話だから、記録に残すよ。またね、バイバイ

P.S.
あ、そうそう、メールの返事、ありがと。今日の出来事の中で一番うれしかったよ。そうね、どんな形でもいいから最終的に勝ちたい。というか、勝つしか道がないのさ。だから、遠くから応援してくれると嬉しいな。

それはさておき、元気そうで何よりです。それだけで、いい。

21:42改




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