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家具のリセールバリューを考える。 〜 その3 『スツール60』 〜

車やマンションは売却する際の下取り価格である「リセールバリュー」を意識して購入することは一般的ですが、

最近、「Z世代」の若者たちはモノを買う前にフリマアプリなどで売却時の価格「リセールバリュー」を確認して、ある程度の金額で売れるという安心感を持って購入を決断するらしい。
それは、本や服など幅広い商品で拡大していて、家具も例外ではありません。

では、その「リセールバリュー」がイイ家具は何なのか?

今日は、その一つをご紹介します!
今回でシリーズ3つ目になります。
これまでの投稿も参考にしてください。




今回は、 スツール60。


フィンランドの巨匠、アルヴァ・アアルト / Alvar Aaltoが1933年にデザインした不朽の名作、スツール60。

スツール60
これは4本足のスツールE60

北欧フィンランドのアルテック / artek社の代表するプロダクトの一つで、当時、開発された「挽き曲げ技法」と呼ばれる新しい技術を使ってこのスツール60は作られました。

アアルトレッグ」と呼ばれるその技法は、トーネット社の曲木技術のように無垢材を蒸して曲げるのでもなく、曲げ加工をした成形合板を使っているのでもありません。

無垢のバーチ材の曲げる部分を木目に沿って等間隔に切れ目を入れ、そこへ薄板に接着剤を塗って嵌め込み、90度に曲げて固定して乾燥させるという方法です。

こうすればストレート部分は無垢材のままで曲げることができるという寸法です。

デザインされてから現在まで800万脚以上が販売されたロングセラー商品でり、アルテック / artek社のアイコン的チェアなのです。


なぜ、現在でもそんなに人気があるのか?


その理由の一つにはやはり、使い勝手の良さがあります。
どこにでも起きやすいサイズと軽さ。スツールとして座るだけでなく、サイドテーブルとして使えたり、ベッドサイドとしてもいい感じです。

ヴィンテージのペイントされたスツール60
自宅のベッド横に置いてます。
人気のリノリウム塗装のスツール60
スタッキンできます。
画像:artek HPより

でも、デザイン的にどこにでもありそうでは?とお思いの方もいると思いますが、スツール60はいろんな、いろんなカラーのバージョンがあるだけではなく、多くのデザイナーやクリエイターとコラボしたりもしてるんですよね。

それが人気の秘密でもあります。

ミナペルホネンのタンバリン生地のスツール60

人気のミナペルホネンとのコラボがあったり、

デザイナー、長坂常の「カラリン」という独自の方法を応用したバージョンなどもあったり、
セレクトショップのBAMESとのコラボがあったり、

マハラムバージョンのスツール60
画像:artekのHPより

アメリカのテキスタイルメーカー「マハラム」のバージョンがあったりでたくさんのコラボがあり、ファンの購買意欲を掻き立てます!


どのくらいで売れるのか?

ヤフオクでは2022年6月から過去6ヶ月で落札されているのを
オークファンでの検索結果で見ると、

スツール60 バーチナチュラルが1万円後半から2万円半ば落札されていたり、

リノリウムタイプも2万円〜2万円半ば

ミナペルホネンバージョンは3万円半ば〜4万円強

なので、例えば 

一番リーズナブルなタイプ、バーチのナチュラルバージョンとリノリウムバージョンスコープ別注が実売価格28,600円に対して

中古相場が1万円後半から2万円後半

軽く50%以上で売れるのでかなり高いリセールバリューです。


スツール60のヴィンテージ品は高値で取引


スツール60のヴィンテージは世界的にもコレクターが多く、年々値上がりしていてかなり希少になっています。

ゼブラ生地のヴィンテージ スツール60
自宅にあるヴィンテージスツール60
希少なフィンガージョンイトのタイプ

初期のモノや仕様が珍しいモノなどはコレクターズアイテムになっています。
見つけたら買っておくといいかも。今後の値上がりにも期待ができるアイテムです。


結論

なので、一番「リセールバリュー」的にお得なのは
中古で現行品の「スツール60」!

または、ヴィンテージのスツール60!

丁寧に使用して、自分でヤフオクやメルカリで販売することができれば、何年経とうと買った値段とほぼ変わらず売れるということなんです!

スバラシイ!スツール60バンザイ!中古・ヴィンテージバンザイ!

もちろん、自分でヤフオクやメルカリで売るのめんどくさい、という方にはRESTYLEで買取もしています!

さらに、『スツール60』壊れていても買取が可能です!
是非、お問合せください!

リセールバリュー」を考えた家具購入のおすすめは、
スツール60」を買うこと!でした。

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