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廃材から作るお箸、いい感じに使えます。

私たちRESTYLEでは中古家具の販売・買取の他に、"捨てられてしまう家具の材から作る"サステナブルプロジェクト『Revive Mobler Project』として廃材からアップサイクルした家具も製造販売しています。

ソリッドサイドテーブル ↑ クリック
ずべて無垢材を使ってます。
ユニットシェルフ  ↑ クリック
アウトドアで使えます。

サイドテーブルやシェルフなどを作っているのですが、そういった家具作りには使えない小さな材もたくさん出てきます。

小さな端材とはいえ、高級木材を捨ててしまうのはもったいない、なんとかならないかと、工房スタッフの木村くんは考えました。

工房スタッフ 木村くん

そうだ!お箸!

木村くんが家で使っている頂き物のお箸が作りも良くこれがなかなかいい感じらしく、これだ!ということで彼が思いつき、始動しました。

さて、どうやってできるだけ簡単にすばやく何個も作っていくか。
ここは工房リーダー、木村くんの腕の見せ所です。

まずは大きめの端材を自動カンナで形を整えます。

その後、丸鋸で何等分かに切断します。そしてまたその等分した材を自動カンナでさらに整えます。

長さも丸鋸で揃えて出来た小さめの材を今度は木村くんが作った”治具”にセッティングします。

木村くんの力作!箸削り治具。
ここからは一つ一つ手作業になります。

そして、この治具を使い、手カンナで削っていきます。
これを使えば誰でも素早く手カンナで削って箸が作れます。

スバラシイ!

木村くんはこういった治具作りも大好きで得意なのです。

治具とは?
加工や組み立ての際、部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具の総称。「治具」という日本語は同義の英単語 "jig" に漢字を当てたものである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

お箸の形に整えば、紙ヤスリで研磨していきます。
これも治具を使いますが、最終的には手で持って質感を確かめながら仕上げます。

そして、一度目はカッティングボードオイルを塗ってさらにもう一度研磨を繰り返し、最終的に環境にも体にも無害な蜜蝋の入ったブッチャーブロックコンディショナーで仕上げます。
どちらもHOWARD社製のFDA (米国食品医薬品局)の基準をクリアした安全なオイルです。

HOWARD社のオイル

焼印でフィニッシュ!

出来上がりました!

ウォールナット、ローズウッド、マホガニー、カバサクラ、チークなどなど。
高級材と呼ばれる木材を使った手作りのお箸。

もとは捨てられてしまうはずだった家具たちの木材です。

通常、お箸の製造は合成樹脂系の塗料で木固めと呼ばれる工程がありますが、体にも環境にも配慮してその木固めを行っていません。

なので、最初は洗った後に箸先が木の繊維の毛羽立ちで若干ボソボソしてきます。その毛羽立ちも箸先同士で擦って研ぐ作業を、使用した後に何度か繰り返すことで段々とそのボソボソした感じも自然に落ち着いて馴染んできます。

その後のお手入れは、時々食用オリーブオイルなどをすりこみ、キッチンペーパーなどで拭きあげてください。柔らかい木の感触がよみがえります。

木村くん曰く、
「このひと手間がいいんです。育てて愛でる箸です。」とのこと。

かっこいい。。。

そんな普段では味わえない天然木の魅力や味わいも一緒にお楽しみください。

どんな食器にも似合うような繊細で上品なデザインと、使い心地のよさにこだわりました。
長さが23cmというのも使いやすく男女兼用のサイズ。長めにつくられているので、大きい手の人もストレスなく使えます。

このシュッとしたシャープなフォルムがかっこいいんです。

専用BOXに入っているので、ギフトとしてもオススメです!

私の家でもほぼ毎日使用してます。
オイル仕上げなので、木の自然な質感が保たれ、箸の持ち方が悪い私でも、うどんがツルッと落ちずに掴める使いやすさ。

ウォールナット材、3ヶ月ほど使った状態です。
箸先も落ち着いてきました

ウォールナット材です。もう毛羽立ちはおさまって、風合いが出てきました。
たまにオリーブオイルでお手入れしてます。

少し手間はかかりますが、イイお箸です。


気になる方は下記サイトまで。


2月17日(木)にお箸作りのワークショプもやります!
是非ご参加下さい!

これからも、できるだけ捨てずに何かにアップサイクルする商品をどんどんと作っていきます!

乞うご期待です!

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