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文法ノオト2 it to構文の後ろ、of人の場合

共通テストも佳境をむかえています。
数学1Aが難しかったみたいですね。あと生物基礎も。

さて、われわれ教員は共通テストの日は、生徒と同じ控室で待機します。
その日は先生方の経験上、ヒミツ道具をたくさん持ってくるんです。

ある先生は、鉛筆、消しゴムをたくさんと、鉛筆削り。
ある先生は、物理のオリジナル公式集。
ある先生は英語のリスニング対策。
わたしは、お菓子。
忘れ物をしてしまう生徒が毎年数名います。
そんな生徒が少しでも、不安にならないように予想できるものは準備しておきたいんですね。

私はお菓子です。なんのためって。
いたんですよ、昔、お弁当を忘れた生徒が。
大丈夫だよ、買ってくるよと言ったのですが、変に遠慮してしまったんですね。
そのとき偶然、持っていっていたお菓子が少しお腹にたまりそうなものだったので、食べる?って聞いたら、素直に受け取ってくれました。
それ以来、あるじゃないですか、なんかチョコあんパン的なお菓子とか。
持っていくようにしています。
今年は、昼ごはんを忘れるような生徒はいなかったので、私が全部食べました。もちろんお昼ごはんも食べました。
少し、これから運動します。

それでは今日の文法問題ですが、
腕時計を試験に忘れた生徒Aがある教師に貸してもらって、返却する場面に生徒がいう言葉をイメージしながら解いてください。


問題

It was nice ( ア for / イof ) you to lend me your watch.

ポイント

it for to構文とit of to構文の見分け方

解答


It was nice of you to lend me your watch.

解説

It is の後ろに入る形容詞が「人の性質」を表す形容詞だと、後ろはof 人になります。よく使われる形容詞をまとめましょう。

+の意味
kind, good, nice: 親切な
clever, wise: 賢明な
brave: 勇敢な
polite: 礼儀正しい

−の意味
foolish, silly, stupid: 愚かな
careless: 不注意な
impolite, rude: 無作法な、失礼な

人の性質って分かりづらいですよね。

もう少し、例文に触れてみましょう。


+の意味は「ありがとう」

It was kind of you to show me around the town.

街を案内してくれるなんて、あなたは親切ですね。


→つまり、「案内をしてくれてありがとう」という意味の文になることが多いです。


−の文は「残念、がっかり」

It was careless of her to take the wrong bus.

バスを乗り間違えるなんて、彼女は不注意だった


→つまり、「バスを乗り間違えないでよ!ダメじゃん!」という残念な内容の文になることが多いです。


しっかりと使い分けられるようにしましょう。


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