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新春の決意

年が明けた。今年もよろしくお願いします、という言葉はいいな、と思う。これまでのお礼とこれからもお世話になりますという過去と未来どちらも入っている万能の挨拶。新年のウキウキした感じも伴っていいなあ、と思う。

新年といえば初詣に行く人も多いだろう。我が家は歩いて5分ほどの山の神社へお参りに行くのが恒例だ。山の中なので3時ごろになるともう神社の辺りは薄暗くなってくる。それでも人が途切れることなくぽつりぽつりとやってくる神社はいかにも地元の神社という感じがしていい。

日が陰ってくると雪が降っていなくても底冷えがして、爪先がじんじん痛くなるのだが、神主さんも巫女さんも薄着で平気な顔をしていらっしゃる。高機能肌着とかきているのかしらん。それにしても寒そうな素振りひとつ見せないのはさすがである。普段散歩に来る時も清々しい場所だなあと思うのだが、新年は更に潔い感じもあり、初詣の後は今年こそすっきり暮らそう、いらないものを捨てようと決意するのである。

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この神社から見える町と海はいつ眺めてもいい。自分がコクリコ坂からの主人公になった気分だ。瀬戸内海が見えるし、その向こうには山が連なる。この空を見ても思う。今年こそすっきり暮らそう、と。

初詣が終わったらなんだか寂しくなった。クリスマスよりお正月が好きな私はこれで冬が終わったとさえ感じる。娘に「冬は今からやろ」と何度言われても私の冬は終わったも同然。しかし、新年の決意はまだ覚えているので今朝はいつもより少し多めにゴミを出した。まだ序の口だけど続ければ今年はすっきり暮らす、が達成できるかもしれない。

では、また。ごきげんよう。