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祝!新しいカルテット

近藤です。

強い台風が近づいていますね。弊社には九州在住のスタッフもいるので心配です。どちらの地域の皆さまもどうかお気をつけてお過ごしください。

今週金曜日、新しいカルテットで演奏をする機会がありました。

演奏会直前に決まった名前はカルテットエスターテ。エスターテはイタリア語で「夏」。夏に結成したし、全員夏生まれだし、などの理由から付けました。

さて今回も7月に続いて通級学級「あすなろ教室」で20人の子ども達と先生に聴いていただきました。エスターテの初演奏は週末のお昼前にゆったりした雰囲気と共に軽い眠気も届けられたのでは、と思っています。

我が家は毎年夏にNHK交響楽団の演奏を家族で聴きに出かけます。娘は小さい時から前のめりになって目と耳で演奏を楽しんでいました。ところが息子は演奏が始まるまではワクワクとしているのですが、チューニングが終わってさて本番という頃になるとうとうとし始めます。好きなフレーズのところがくるから、と起こしてみるのですが、撃沈。けれどもコンサートの後は大満足して、「いいコンサートだったねー気持ちよかったねー」と上機嫌になっていました。

あの頃は高いお金も払っていい席をとっているのに寝ちゃってもったいない、とか周りの人に恥ずかしい、なんて思っていました。でも私も人前で演奏したり、指揮をするようになって感じるのは音楽はどんな聴き方でもいいんだということ。音楽を聴きながら眠るなんて最高に気持ちがいいと思うんです。

(でも、実際ホールでみんなが寝ちゃったらちょっとショックですね)

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さて、あすなろ教室。ある子が机の下に入って聴いているのが目に入りました。その前はこちらを見ないで横を向いて先生と一緒に座っていたかな。私はそれをとてもいいなあと感じました。音楽との距離感や付き合い方は色々あるので、それぞれの子どもにあった聴き方を尊重してくれる環境ってありがたいなあと。

学校の芸術鑑賞ではよく感想を言わされたり、書かされたりしますよね。演奏した身で考えるとお礼の手紙とかもらうのも感想の束をもらうのも嬉しい。でも、書かされる子どもはどうなんだろう。と思うとクラシック嫌いにさせたくないからあんまり感想の強要をしないでほしいなあなんて思います。

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さて、嬉しい気持ちを胸にカルテットエスターテはあすなろ教室を後にし、おいしい昼食を食べました。私からメンバーへのささやかなサプライズ花火ケーキも大成功で次回はどこで何しよう?と話に花が咲いたのでした。

では、また。