クリスマスはどこだ?
近藤です。
曇りがちだった夜空も昨夜は晴れてとても綺麗な星空でした。綺麗は星空は翌日の朝が寒くなるサイン。今朝はなかなか凍れました。
今週は愛媛県新居浜市の男女共同参画計画の策定についての答申を行いました。会長の秦栄子先生はお歳を言うのは失礼ですが、ただいま86歳。新居浜市の男女共同参画を50年以上引っ張ってきた方。副会長としてその仕事を一番近くで見せていただくことができました。
怖くて優しい秦先生にお尻を叩かれて(いや、背中を押されて)各所で自分の考えを述べる機会をいただいたり、ご挨拶させていただく機会をいただいたり。コロナ禍で様々な制約がある中にもかかわらず数ヶ月間は男女共同参画づくしの濃厚な時間を過ごさせていただきました。
私のような専門家でもない人が言いたいことをこれほど言わせていただける機会はそうあるものではないと思っています。きっと秦先生の威を借りた近藤だったからできたんでしょう。
それだけ言いたい放題だったにもかかわらず、今後10年のための第3次男女共同参画計画には納得できたところ、心残りがあるところ、色々あります。
今回の私のスタートラインは「男女共同参画っていう言葉でいいのか?」でした。性的多様性、という言葉で全てを網羅できる気もしないし。バチッとくる言葉、どこかで使われていませんか、という問いに新居浜市男女共同参画課の皆さんが色々と考えたり、調べたりしてくださったのですが、今の段階では互いに「バチッ」とくる言葉にであえませんでした。
また、こういった計画を作る際「今の最新は10年後の最古になる」と常々思っている私なので、あれもこれもこの国の最新を攻めていきたいという思いがありました。しかし、それでは実生活からかけ離れていて市民の皆さんに伝わらないのではないか、自分ごととして受け止めていただけないのではないか、という意見もあり、私だけではなく、他の委員や事務局にも葛藤がありました。
これまでの新居浜市男女共同参画計画では中間見直しがなかったのですが、昨今の世の中のスピード感を考えるとこれまでの計画が時代の後追いになるのでは、ということで中間見直しで様々な積み残しを再度審議し、計画に盛り込むことになりました。それにより葛藤からさらにいいものを生み出す猶予をもらいました。
他にも市の男性職員の育児休業に関することや外国人を取り巻く環境、でき上がった計画の広報についてなど、様々なことがまだまだ課題としてありますが、一緒にやってきてよかった。と出来上がった喜びを課の皆さんと分かち合いました。(秦先生が買ってくれたヤクルトタフマンで乾杯しました)
実は私も夫もそれぞれに大仕事が重なり、今年は家庭でのクリスマスどころではありませんでした。
サンタクロースは来なかったし、ケーキは注文し忘れていたので友人から贈られた赤福で代わりとし(もし、送ってきてくれなかったらどうなってたんだろう)、イブには買い置きのローストチキン1号と特製(一応特製とつけさせてください)焼きそば、クリスマス当日はローストチキン1号の残りとおでんなんていう有様になってしまったのだけれど、それはそれで「今年のクリスマスはどこいったん?」と笑っただけで文句も言わなかった子どもたち、天晴れでした。
(ちなみに買い置きのローストチキン2号はクリスマス明けに食べることになってしまいました)
こんなにドタバタとしたクリスマスは初めてでしたが、年末年始はちょっとくらいゆっくりしたいと思っています。
ワークライフバランス、ってこういうのじゃないのかもしれないけれど、今年の私にとってはやりがいのある楽しいバタバタなので家族よ、許してくださーいという気持ちです。
みなさま、2020年も大変お世話になりました。
2021年のファミーリエを(ついでに私も)どうぞよろしくお願いいたします。
では、また。