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お肉愛

近藤です。

最近の楽しみはスズメ。餌台にやってくる数が増えました。お米がなくなると「ギーッ」と鳴かれます。補充すると「ピピピ」と鳴いて様子見係がやってきます。子どもが増えたみたいで楽しいことです。

お休みの間、皆さんはなにをして過ごしましたか。私は何にも。本当に何にもしませんでした。ただただ夫と二人せっせと料理を作り、子どもたちに食べさせ、片付け、また料理を作り、子どもたちに食べさせ、とつがいで頑張っておりました。外出はよく行くお肉屋さんとチーズやさんと産直市場での買い物くらいでした。

このよく行くお肉屋さんはこちらに支店ができてまだそれほど長く経っていません。県内の別の場所で自分たちで牛や豚を育てているお店です。

お肉愛に溢れた人たちが働いていて、見るだけでも面白い。焼くだけになっているハンバーグやキンパみたいなアレンジお肉、チーズが乗ったお肉、などと共に熟成した塊肉がいくつも骨のついた状態でドーンとショウケースに入っています。パン屋さんでいうと、お惣菜パンと食パンやバゲットがあるような感じ。

塊肉は熟成具合で匂いも違うので、以前は嗅がせてくれたりもしました。私が「ポトフを作りたいんです」というと「今日のおすすめ肉は香りが濃厚なんでワインで煮込んだ方がいいです。ポトフには合いません。冷蔵庫から別なん出してきます」ときっぱり意見してくれるのも気持ちがいいのです。

この店でどの肉を選ぶか迷っている時の私は、宝石店でどの指輪にするか迷っているのと同じぐらい真剣です。この店の肉にはそれぐらいの魅力と迫力がありますから!やっぱりハードルが高いな、と散々迷ってやめる日もありますがそれもまたいいんです。

なかなか買えない塊肉を私の作りたい料理に合わせて掃除(余分な脂を削いで料理に合わせてカットもしてくれる)してくれている時は指の太さにあわせてサイズ調整をしてもらっている感じです。(大げさですか。でも、塊肉を買う時の気合いはこれぐらいでいいんです)

最近は私が時間のない日が多いことを覚えていてくれて「今日はお料理時間どのくらいあるんですか?30分やったらこっちです。2時間あるんやったらこっちです」という勧め方もしてくれて、ありがたい限り。

この店のお肉も大好きですが、この人たちから買うお肉は間違いない!と思っています。(実際間違いないです)

このブログにもよく登場するコーヒー屋さんも含め、専門家ではない私はその道のプロのことを信じて買い物をしています。やっぱり確かな技術と仕事愛みたいなものがある人ってかっこいいですね。私もそうなりたいものです。

ああ、こんなふうにお肉屋さんのことを書いていたら塊肉をどうしても食べたくなってきました。ちょっと行ってこようかな。そして今日は2時間コースの料理をしよう。

では、また。