泥は学校へ返してこい
近藤です。
最近の山の我が家はサッカーが熱いのです。
息子はただいま小学6年生。
毎年、2月は山の学校の6年生対川の学校の6年生のサッカー大会が行われます。
山の学校はクラスがいくつかあるのでまずは予選があります。冬休み中にみんなで練習をして、三学期は放課後も練習をします。クラスの先生も勝ったら宿題なし!などと更に油を注ぐので、毎日学校から帰ってくると泥だらけでおやつもそこそこに今日の様子を報告してくれます。
「学校の泥は学校に返してから帰りなさい!」というぐらい泥まみれの体操服と靴。何度言ってもはたいて帰ってきません。
自分で入れたの?というぐらいたくさんの泥や砂がポケットにも靴にも入っています。こんなに茶色くて、埃っぽい息子を見たのはいつぶりでしょう。
その姿は私が想像する「小学生っぽさ」そのものでした。
昨日、順位が決まったようで代表クラスにはなれませんでした。けれどもサッカーに熱かったこのひと月ぐらいの間におもしろいぐらい息子がたくましくなっていて負けたけどいいんじゃない、と思いました。
うちの前に泥の足跡が残っていてそれが玄関の中まで続いている。
靴下を洗ったら洗面器の中が茶色くなってざらついている。
髪の毛が汗でしっとりかつジャリジャリザラザラしている。
ああ、こうして毎日学校からどれだけの泥を持って帰ってきたんでしょうか。
それと引き換えに守ってあげなきゃいけないような幼さをどれだけグランドにおいてきたんでしょうか。
半ズボンもランドセルももうすぐおしまい。泥だらけもひとまずおしまい。
卒業まであと少しです。
では、また。