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一緒に暮らせない、あの子とは。

近藤です。

少し前になりますが、出勤前にアシナガバチを見つけました。

いつもなら6月に巣を作る場所を探して女王蜂がやってくるのですが、今年は涼しかったのか遅めの7月。雨が続いていたので油断していたら裏庭の木に2、3匹の蜂の羽音がしていました。これはここに住むと決められた可能性高し。困るなあ。

その数日前には玄関のラベンダーを剪定しようとしていたところ、中から羽音が聞こえたので、探して5センチ四方ぐらいの大きさの巣を取ったところでした。こちらは定住が始まっていて、卵もいくつか入っていたので心が痛みました。

皆さんご存知だと思いますが、蜂はいきなり刺したりはしません。羽音でここにいると知らせてくれますし、怒っていて今から攻撃するぞ、という時には「カチカチカチ」と音出すことがほとんどです。

ですから、蜂の嫌いなスプレーを吹いたりして巣から追い出してから剪定をすれば概ね大丈夫。だいたい1時間ぐらいは戻ってきません。(でもちょくちょく覗きにくるので緊張感があります)

それでも潜んでいやしないかと恐々作業し、我が家でダークサイドと呼んでいる枝が混んだ暗い場所の中は巣がないか見ながら、いつでも走って逃げられるようにして刈り込みました。(走っても効果はないと思うのですが、気持ちだけ)


山が近い我が家では鳥、虫やトカゲやヘビなど、好き嫌いに関わらず身近に色々いるので「退治」することと同じぐらい「共存」することを考えていかないと疲れてしまいます。

例えば、町に住む友達は蟻は共存できないもので退治の対象だと言います。

山の我が家では蟻を退治対象にしてしまうと年中たくさんの殺虫剤を使うことになるので共存対象。ただ、蟻が好む(であろう)ハーブや植物はあまり植えないようにしています。そして、蟻が引越しを始めて玄関を横切ろうとしている時は色々邪魔をして進路を変更してもらいます。

ナメクジにはアルミ箔で対抗。アブラムシはてんとう虫に対処してもらおう、と見つけたら捕まえてウチのつるバラの所へ連れてきます。

カマキリもいろんな虫を食べてくれるようなのでウチでは共存対象。

カミキリムシとカブトムシは特に問題ないので共存。

クモは家の中でも外でも絶対共存。なので思いがけないところにいると肝が冷えます。

いくつかのイモムシ?はいろんなものが丸坊主になるので退治するのですが、できれば卵が産み付けられないように、剪定をして防ごうとしています。(時期がずれることも多いのですが)

こんな風にゆるい距離感でいろんなものと付き合うのって割と好きだし、多分得意なんだろうと思ってました。

が、今回は上手くなかったみたい。アシナガバチには恨まれているようです。

剪定直後のことですが、玄関の鍵穴の辺りに居座られたり、玄関ドアの上の方にアタックされたりしたんです。その上、じっと睨まれたんですよ。

誰も信じてくれませんが。

では、また。