幸せのおなべ
近藤です。
山の我が家には小さな鉢植えのみかんの木が一本だけあります。たくさん花が咲いた今年。さぞたくさんの実がつくだろうと思っていたらたった一つだけ。ちゃんと身の丈を知っているのかな、と思って感心しています。
新しいお鍋を買いました。
「バーミキュラ」というシリーズで愛知ドビーという会社が作っています。
年齢と共に重いお鍋を使うのが億劫になってきたのと、家で仕事をしている時にお鍋を混ぜなくても料理ができたらいいな、と思ったのがきっかけでいろいろ探していた頃、見つけたのが「バーミキュラ ライスポット」というものでした。
ここの製品は傷んだらいつでも直してもらえるというところが気に入りました。それから職人さんの技も。でも、我が家の暮らしに合うのかいまひとつわかりませんでした。
どうしようかな、と考えてから随分と立った後、お鍋を見るために毎週土曜日に夫と連続３回お店に行き説明を聞きました。一生使うと決めていた「ル・クルーゼ」のお鍋に申し訳ないなあ、なんて思いながら。
3回目の土曜日、遂に購入した時にはバーミキュラの販売員さんとすっかり仲良くなり、夫に至っては店員さんの出身地まで知る仲に。
お鍋は狙い通りのいい仕事をします。愛すべきル・クルーゼより小ぶりですが軽く感じます。そして、放っておいてもちゃんとおいしいところがいいのです。
ただ、時短調理にはあまり貢献してないなあと思います。だから、ライスポットを買ったけれど、炊飯器はやっぱり捨てられません。20分でご飯が炊けちゃうのは魅力的で今の私には自分のうっかりを帳消しにする最強アイテムなのです。
そんなわけで家でお昼ご飯を食べた時は食後に野菜やお肉などなんでもあるものを入れて蓋をしてスイッチを入れます。仕事場で集中している間に、混ぜなくても火加減をしなくても静かに料理が進行しているって素敵です。
もちろん休みの日にリビングで映画を観ている間に昼ごはんが仕上がってしまう、というのも素敵です。
そうそう、時を同じくしてフライパンも買いました。卵料理ともやし炒めがおいしくなりました。毎朝目玉焼きのリクエストが入るのは小さなガッツポーズもの。うまく焼けるまでちょっと練習が必要でしたけれど。
では、また。