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ハッピーフライト

近藤です。

梅雨と聞いていますが雨が少なく、毎日の水やりで忙しい今日この頃。皆様の地域はいかがでしょうか。

仕事も私生活も合わせて、私が抱えることができる量を超えてしまいそうだぞ、と感じた今週、疲れ切ってしまう前に観た映画は「ハッピーフライト」です。(2008年、出演田辺誠一、綾瀬はるか、田畑智子、岸部一徳、他。コメディー映画)

音楽がおしゃれでいい感じだな、と思っていたらなんとミッキー吉野。ゴダイゴにはまっていた我が弟のおかげで小学生の頃毎晩聴かされていたことが思い出されます。

ハッピーフライトは私の「繰り返し見ても飽きない映画コレクション」の一つで、①ハッピーエンドである。②悪者がいない、もしくは悪者がとほほな人である。③お気楽である。というコレクションの条件をすべて満たしているナイス映画です。

あんな副操縦士がパイロットになって大丈夫なのかしら、と思ったり、キャビンアテンダントって裏であんなに怖いのか、と思ったり、整備士ってやっぱりかっこいいなあとか、オペレーションコントロールセンターの仕事ってすごいな、なんて思いながら見るのだけれど、結局のところ、仕事に対して真摯に頑張っている様子に「うんうん、わたしもがんばるよ」と思って毎回エンドロールを迎えるのです。

終わりが見えないなあと感じている事にたいして、周りの人が「後から思えば大したことないわよ」と励ましてくれることがあります。渦中の自分にはそんな励ましは気休めでしかないのですが、実際、喉元を過ぎると私も同じようなことを誰かに言っています。そして口には出さないけど、「その後の方がもっときついんだよ、あなただったら今のハードルは超えられるよ」と思ってます。

人生の場面場面で自分の役も変わり、関わる人も変わり、重要度も、認知度も、ずっと同じということはありません。その立場なりのしんどさは常について回るけれど、それは永遠じゃない事の方が多いですよね。きっと。超えられない壁も、明けない夜も、抜けられない迷路もないんです。やるだけやってお手上げだ、と思ったら、壊せばいいし、電気をつければいいし、リタイヤしてもいいんです。たぶん。少なくとも私はそれでいいと思ってます。

さて、この映画の最後にはフランク・シナトラのCome fly with me という歌が流れます。とっても明るくて、調子が良いので、笑っちゃいます。難しいことが考えられなくなるくらいの陽気さなのでさらに気持ちが上がります。

ハッピーフライト。いろんなキャラクターの人がいるので一人ぐらいは自分に当てはまる人がいますよ。きっと。もしよかったら週末のお供にどうぞ。

では、また。ごきげんよう。