北海道は帯広。 そこには、上海があるのだ。
.dotoには載らなかったが、私の愛してやまないお店をdotoしても紹介したい。(全くうまくないのに強行突破する勇気を評価してほしい)
大事なのはクオリティではなくやり切ることだってばっちゃがいってた。
朝鮮風ラーメン屋「上海」
初めて訪れたのは去年の7月。
仕事の合間を縫って友達と釧路へ行こうと思ったが遠すぎて断念。十勝川でカヌーをして、美味しい物を食べて帰った。
その時に出会ったのが、上海の「塩キムチラーメン」だ。
なぜ急に店に寄ったのかというと、チーズ工房で「地元の人がよく食べるものってなんですか」と聞いておすすめしてもらった「中華ちらし」をお土産に買うためだった。
おすすめのお店を聞くと、「上海」というお店がいいよ、と教えてくれた。検索してみるとわかるが、帯広市のGoogleMap上で上海と打ってもお店は出てこない。好き好き、そういう店大好き。
そうは言っても、私たちは、めちゃくちゃ満腹だった。
インデアンカレーをたらふく食べ帰路についていたような気がする。
なのに、
看板をみた途端、吸い寄せられた。
そうなんだよ。あれは吸い寄せられたとしか言いようがない。
店内はそこまで混んでおらず、中華ちらしを待つ間、どうせならなんか食べようか、と私たちは塩キムチラーメンを頼んだ。確かお母さんがお勧めしてくれたのだと思う。
待つこと数分。出てきたラーメンは想像を遥かに超えた風貌をしていた。
正直「やったか?」と思った。(お察しの通り、やってないのだ)
その風貌がこちら。
ラーメン好きはなんとも思わないかもしれないんですけど、
私の好きなラーメンって、超絶あっさり塩なんですよ。
二郎とか絶対むり。なタイプ。
だからこれを見たときはちょっと微妙な反応をしてしまった。色からして味めっちゃ濃そうでしょ。脂もなかなか。
そして覆される概念。
いただきます、とスープを一口飲む。
あっさり。すっきり。しっかり。そんな言葉がぴったりなスープ。そして辛い。なかなか容赦無く辛い。さすが朝鮮風だけある。知らんけど。朝鮮風ってそもそも何?
まあ、とにかくめちゃくちゃ美味しいのだ。
1人いっぱいずついけたなってくらいあっという間に食べ終わった。
中華ちらしもめちゃくちゃ美味しかった。写真がすぐに出てこないのだけど、冷めててあれだけおいしければ、出来立ては最高なのだろうなと思った。見つけたら入れときます。
本当に、筆舌尽くしがたいおあじ。千歳までの家路はそのラーメンの話で持ちきりだったほどだ。それはちょっと盛った。
しかし、そんなおあじが忘れられず、今回、一年半越しの来店が叶ったのです。
開いていることをGoogleで確認し向かうと、看板をみて懐かしくなった。脳内でスガシカオの「Progress」が流れる。ずっと探していた〜以降の歌詞はぼやけていた。そこしか知らん。
ちなみにこのnoteを書くまで中華ちらしのことはすっかり忘れていた。
まず、入店して驚いたのが客数。
昼時ということもあるかもしれないけれど、このご時世に満席。
(正確には、私が入って数分後に満席になった。)
席について速攻塩キムチラーメンを注文。
よくよくメニュー(2020/12/8現在)を見てみると、塩ラーメンや醤油もある。
ホルモンラーメンなどもあった。むしろこれがメニュー表では名物っぽいポジションを陣取っている。男性に人気そうだ。私はホルモン苦手なので誰か食べてみてほしい。絶対に美味しいと思う。
実際にお客さんで頼んでる方は多かった。
満席にもかかわらず、ラーメンは10分も待たずに出てきた。
一口食べて、これこれ、と笑顔が綻ぶ。食事はお手軽に幸せを感じられる手法なので好きだ。めちゃくちゃ満足した。
創業30年、地元の味。
元々は本町で平成2年に始めたらしい。
今の場所に移って18年。家族経営のような雰囲気。
もっと色々とお話聞きたかったのですが、忙しそうなので、遠慮して退店。
ラーメン屋でリピートするところって定山渓の可楽の塩ラーメンくらいしかないんだけど、ここは絶対にまた行くと思う。
そして今度は塩ラーメンが食べたいな〜。マーボーラーメンも気になるな〜。忙しくない時には、なぜ朝鮮風ラーメンなのか、とか、色々聞いてみたいことがある。
帯広に遊びに行く際は、御賞味あれ。
coco壱が撤退するほど地域に根付いたカレー屋さんも、ぜひ。
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