ちいかわは社会主義説を唱えたい

お疲れ様です。

彼女はちいかわが大好き、特にうさぎを推している。
僕は彼女ほどではないがちいかわが好き、僕の推しは栗まんじゅう先輩とオデと星。

ちいかわを観ていて常々思うのは、ちいかわの世界は社会主義なのではないかということ。
別に社会主義だからといってちいかわをあーだこーだ言う意図は全くないが、ナガノ先生は恐らく社会主義を意識しているのではないかと思う。

そう思わせる要素として、鎧さんという自治組織?行政?のような人物がいる。
ちいかわの世界にはちいかわやハチワレのように普通に暮らす民がいて、その民に脅威となる怪物たちがいる。
そして、鎧さん。
この鎧さんの行動を見ていると、どうも自治組織のように思われる。
まず、鎧さんたちの上には偉い鎧さんが存在し、明らかに組織化されている。
そして、この組織はちいかわたちの暮らしに大きく関わっている。
例えば、草むしりの賃金を渡したり、祭りなどの催し物を開いたり、倒された擬態型の運搬など。

ではここで、仮にちいかわたちの世界に自由競争による経済があるとする。
自由競争があるのなら、ちいかわたちが商売をし、事業者として誰かを雇うことがあるかもしれない。
しかし、先に挙げた例のとおり、草むしりの賃金は鎧さんによって分配され、祭りのむちゃうマンは鎧さん、郎のオーナーも鎧さん…。
つまり、明らかに自治組織によって財が分配されている。
このことから、自由競争的経済が存在するとは考え難いのではないかと思われる。

しかし、この説には反証が存在する。
まず、古本屋さん。
古本屋を営んでいるということは資本を有している可能性がある。
また、パジャマパーティーズ。
彼らは鎧さんによって結成されたものではなく、民によって結成され、ちいかわの世界でヒット曲を生み出している。
だが、これらの反証にはさらにある程度の反論が可能だ。
古本屋さんについて、確かに資本を有して商売を行なっている可能性があるが、社会主義を採る諸外国においても闇市的な店が発展することはあるため、必ずしも自由競争的経済が存在することの根拠にはならない。
また、パジャマパーティーズも作中で対価を受け取るシーンはない(多分ないはず)ため、これも自由競争的経済の根拠とは言い難い。

自分でもなんでこんな文章を書き出したのかわからない。
でも、1年ほど思い続けてきたことだ、書けてちょっとスッキリした。
他にも、ちいかわ世界では免許制による民衆の管理が行われていたり、まともな家に住んでいる人物がちいかわしかいない(しかも、その家すら懸賞で当たったもの)という慢性的な貧困など、どこか某北◯◯を思わせられる。
ただ確実に違うのは、そうした中でもちいかわたちは幸せだということ。

ちいかわはもちろんかわいい、ただ僕が思う魅力は、そのかわいさの裏に様々な背景が見え隠れしている点だと思う。

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