就農経緯綴っておきます

一昨年あたりから県外からの移住就農者的なくくりで
人前でお話させていただく機会が増えました。

そこでまず聞かれるのが就農経緯。
なぜ農業を志したの?
なぜ山梨県なの?

機会がある度に、必要なら原稿を用意してたんですが
忘れてることも多くて内容がまちまちだったりするので
備忘録兼ねてこちらに綴っておきます。

以前の記事で山梨県に来るまでの経緯は綴ってあるので
山梨県に来てからの経緯を。

2015
まずは夫が有機農業の法人農家で働きます。
地域おこし協力隊みたいな県の事業だったと思う。
場所は北杜市。
その事業は一世帯で一人という条件だったので
私はハローワークの職業訓練で、農業大学校へ。
4月始まりのコースは受験が間に合わなかったので
7月始まりの短期の半年コースでした。

12月に職業訓練が終わったら自分たちで農業していかなきゃいけないから
職業訓練受けながら並行して畑を探していました。
でも、北杜市では条件のいい畑がみつからず、
畑がなきゃ営農計画(何をどれくらい栽培するか)も立てられない。
そして、有機農業は自分たちがやりたいカタチではないと気付き
夫は法人を退職。
北杜市の縛りがなくなったころ、10月。
とりあえず引越し。
猫と暮らしていたので、ペット可など他にも条件が合う物件があったのが甲斐市。
会社員時代、通勤に30分かかるのは普通だったので
畑へもそれくらいかかってもいいよね、と範囲を広げて畑探し。
ある日、農業大学校の非常勤講師が
中央市の道の駅で講義をするって言うから
期待とか今後に影響するとかまったく思わず出席。
そこに農地を斡旋する農業振興公社も来ていて
「農地あります」って言われて
早速、後日紹介してもらう予定を組んだ。

で、契約!

無事、就農地が中央市に決まりました。

栽培作物は、その土地の特産品に。
特にコレが作りたい!ってのがなかったので。
今思えば、正しい選択だったと思う。
その作物をずっと作ってきたベテラン農家さんが周りにたくさん居る。
この土地ではこうするといいって情報を惜しげもなく教えてくれる。

2016
近隣農家さんのおかげで、初年度でもよい作物が生産できました。

2017
昨年の倍の面積を作付け。この年も特に問題なく。

2018
さらに倍の面積を作付け。
真面目にやってれば農地を貸してくれる人が出てくるって本当だと分かった。ありがたいです。
近隣農家さんの紹介で中央市の借家に住むことに。
元農家さんの空家なので、広い作業場!倉庫!
畑に10分弱で行ける!
自宅と畑が遠くても自分たちは問題なかったけど、
天気の急変に対応するには近いに越したことはないと分かった。

2019
昨年よりちょっと増えた栽培面積。発芽率が良くなかった年。
夫婦2人では収穫が間に合わず、取り残しが発生。
もったいない。悔しい。

2020
また更に栽培面積が増える。
昨年の経験を活かして、種まきを念入りに計画。
でもやっぱり都合よく育ってくれるわけもなく。
近隣農家さんが手伝ってくれて取り残しは減ったけど
なんだかすごく忙しかった。
去年まで参加できていた直売イベントに参加する余裕がなかった。

2021
思い切って栽培面積を減らす。
2人で取り切れる分、丁寧に栽培できる分。
数は減るから、少しでも単価の良い売り先みつけないとね。
これで余裕だったらまた翌年ちょっと増やそう。


こんな感じです。


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