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東大卒商社マンが副業に手を出してみた

こんにちは。東大を卒業して商社で営業をやってますころすけです。
今日は、最近よく耳にする副業を実際にやってみたリアルについて書いていこうと思います。

そもそも僕がなぜ副業をやろうと思ったかというと、「なんとなくカッコいいから」です。
「自己実現のため」とか「将来起業するために今から準備したい」とか意識高い目標などは特になく、「みんなやってないことやってみたら面白いかな」くらいで始めました。

学生時代はスポーツに明け暮れており、先輩が商社にたくさん行っていたので、「なんとなく楽しいかな」とか「海外で働くのカッコいいな」という理由で商社を志望し入社ました。ここまで書いていると、どこで副業をやるようなモチベーションが湧いてくるのか謎ですよね。

実は、僕は大学4年生の時に1年間ベンチャー企業で営業のインターンをしていました。IT系の企業で個人事業主や法人相手に営業をしていたのですが、そこで2つ思った事がありました。

・ベンチャー企業って色々な人が集まってるなぁ
・学歴と仕事のできるできないは関係ないんだなぁ

その会社は特に学歴フィルターもなく、様々なバックグラウンドを持った人が集まってきていました。占い師をやりながらマーケティングをしている人もいたことを覚えています。
また、仕事ができる人が必ずしも高学歴というわけではありませんでした。優秀なのに上司とソリが合わず辞めていく人、営業の中でも月の目標を達成できる人できない人がはっきり分かれていました。

そんな中で自分もできる限り頑張っていたつもりではあったのですが、圧倒的な1番になることは難しいなと痛感しました。営業成績がずっとトップだった人がいたのですが、その人はまずオーラがあって、話がとても分かりやすく引き込まれていく感覚がありました。自分もその人を目指していましたが、1年間では追いつけず終わってしまいました。

さて、そんな中で社会人1年目を迎えたのですが、商社とベンチャーだと全く環境が違うんですよね。体育会系か留学経験者しかいないんじゃないかって感じでした。
ベンチャー企業にいた時に周りにいた人とは明らかに違います。

ただ、大企業にもいいところはあると思っています。

・社会人としてのマナーをしっかり守る
・円滑なコミュニケーションを取れる

この二つは大企業にいるからこそ学べる事なのかなと感じています。特に商社の先輩はこの二つのレベルがとにかく高いです。人に嫌われない技術世界大会があったら圧倒的1位になれます。

商社に不満があったわけではないのですが、なんとなく「みんなと同じことをしているだけだとカッコ悪いな」と感じていたこともあり、副業に手を出してみました。
副業とはいっても、ベンチャー企業のお手伝いをしているだけなので、お金はもらっていません。

そこで、改めて大企業とベンチャー企業での働き方の違いを感じました。

①コミュニケーションの取り方が全く違う
②仕事の進度が天と地ほど違う


大企業はメール文化であり、チャットはほとんど使いません。それに対してベンチャーではチャットしか使いません。やはりメールだと堅い文章でやりとりする事が多く、若手には少し窮屈に感じます。
ただこの違いって結構活かせるんですよね。例えば、大企業で普段使う敬語をベンチャーで使っている人は見たことありません。例を挙げると、「ご査収の程宜しくお願い致します。」とか「委細承知致しました。」ですかね。なんかこれを使っているだけでベンチャーの中では「おお、こいつなんかすごい言葉使ってて教養あるなぁ」と驚かれるのでは?と勝手に思っています。笑

逆にベンチャーでのコミュニケーションは絵文字やスタンプでのやりとりも多く、その時の感情が伝わりやすいです。メールでは句読点しか使えないので、ここはメールのデメリットかなと思います。なので、意図的に電話を使ってコミュニケーションを取るようにしています。やはりお互いの声を聞いた方が気持ちが伝わりやすく、誤解を生みにくいのかなと思っています。


これが個人的に1番違います。ベンチャーは昨日行っていた事が明日には変わっているというのがザラです。大企業ではまずあり得ません。そして俗に言う裁量権も違います。大企業では、まず先輩にお伺いを立てる、その先にいる上司にもお伺いを立てて物事が進むと言う事がありますが、ベンチャーはどんどん自分の判断で動いていくので、ここは大きく違うなぁと思います。
一つ言っておきたいのは、どちらがいい悪いではないということです。ストレスのかかり方が違うというだけです。大企業だと、自分の思い通りに物事が進まない事がストレスになり、ベンチャーだと自由にやっていいよといわれても何からやればいいか分からない…という事がストレスになるのかなぁと思っています。
あと個人的に1番大企業にいて良かったなと思う文化は「根回し」です。これベンチャーの人は結構嫌ってる人多いんじゃないかなと思います。しかし僕としては「根回し」は最強だと思っています。自分がやりたいことがあれば、まず非公式に先輩に話をする。なんとなくOKそうなら少し形にしてみる。その段階でフィードバックを受けブラッシュアップしていく。結果的にそのやり方だと成功率が高くなるんじゃないかなぁと思っています。

長々と書いてきましたが、結論「本業以外に何かやってみると面白いよ」と思います。全く違う環境に身を置いてみると、お互いの良いところ悪いところがよく分かって、いいとこ取りをできます。

とりあえず面白そうだから皆んながやってなさそうな事を始めてみるのもいいんじゃないでしょうか。

終わり

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