父死亡、その後良くも悪くもなにもない

初回
https://note.com/kororosuki/n/n0872696acf08
2話
https://note.com/kororosuki/n/n2671791785b9
3話
https://note.com/kororosuki/n/nc1db5939a74f

家族が父に関する荷物や情報を持たされていないので、なにもできないまま数か月経過。
「家族が変な宗教にハマって家を出てしまい、残った家族が途方に暮れている」という状態に近いため、本当に何もできない。
かといって、愛人が遺言執行人であり財産の半分を持っていくことが決まっているので、手伝う気にもならない。
一応メールで進捗の連絡はくるが、「困ったら連絡ください」とか「お手数おかけします」とか「ありがとうございます」といった言葉をかけたことはほとんどない。
普通の人ならちょっと考えたらわかると思うけど、「お前が家族に勝手に割り込んできて、勝手に手続きしとんねん」という状態な上に、財産も半分持っていくというのだから、感謝したり積極的に手伝う理由がない。
例えば私が愛人業をやっていたら、もしかしたら声をかけたかもしれない。
愛人も年だし面倒を見てやるから、金をよこせとか。
かなしいかな、そんな悪い人間に育ってない。

生きていて本当に何度も思うことけど、「犯罪せずに死ねた人」は最もすごい。
愛人みたいにひと様の家庭に割り込んで金を持って行ったり、何かを盗むとか騙したりする人もいるなかで、「盗んだり嘘をつく自由もあったのに、それを行使せずに生涯を終えた」という人は、本当にすごいと思う。
そういう社会にするためには、やはり愛人を法的に懲らしめたほうがいいのだろうか。
自身のことを正当化してそうだし。

父が在籍していた会社の手続きが終わったらしいのだが、結局家族のもとには何も届いていないので何もわからない。
愛人がいなければ、普通に家族として気持ちに整理をつけながら自分たちで行ったであろう作業。
めんどくさいかもしれないけど、「こんな風に支えてくれてたんだね」と思えたであろう作業を、愛人がやっている。
金だけよこしなと言う人もいるなかで、面倒な手続きをやりたがる理由がわからないが、病院への態度を見ても、妻ぶりたい模様。
病院から出棺する際、「ご家族でないと」と愛人が男性スタッフにやや邪険にされていたのが、家族的にはありがたかった。
少なくとも出棺までは見守れたし。
会社の人も、家族が一切出てこないので不審に思ってそう。
手続き的には「終われば問題ない」けども、そんなにドライな人間ばかりではないことを、私はいろんな企業を見て知った。
父のいた会社で「あなたはそうならないでね」という話が家庭で上がることもあるだろうと思う。
そういう風に、反面教師にしていてくれたら嬉しい。
ちなみに愛人からは相続財産目録、全然こない。
隠し金をしても税務署にはバレるので、愛人が不正してたらボコボコにしてほしい。

2023年に記事を書き始めた時にも思ったけど、他の家族はともかく、自分は父と愛人に対して、怒り心頭なんだなとわかった。
あまり読み返してないけど、書くの大事。

↑イマココ
進展あったら続きを書く予定。