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【音楽あれこれop.1】 そもそもクラシック音楽ってなんなのよ。vol.1

はい、という訳で記念すべき第一回です。
やはりなにをするにも一回目はとっても大事!
と、気合を入れたのは良いのですが、気合を入れすぎてとんでもないテーマを選んでしまいました。
まあ、なぜとんでもないか、なんて事を含めて今日は少しお話しさせて頂きます。

あ、皆さまこんにちは。申し遅れましたコロンスタジオライティング部です!
既にこの時点で記事の先行きに一抹の不安を抱かせている気がしますが、気のせいだと思うことにします。

という訳で本題です。
本日のテーマは、

「クラシック音楽って何?」


...え、なに?
ライティング部A「西洋音楽の事でしょ?」
B「ピアノとかバイオリンとか西洋の楽器を使った音楽うんぬん...。」
C「昔の音楽。」

すみません、誰もちゃんと説明できませんでした。音大出てるのに。音大、院まで出てるのもいるのに。

偉大なるWikipedia様の説明にはこうあります。

クラシック音楽(クラシックおんがく 英: classical music、独: Klassische Musik 、仏: musique classique、伊: musica classica)は、直訳すると「古典音楽」となるが、一般には西洋の芸術音楽を指す。宗教音楽、世俗音楽のどちらにも用いられる。


なるほど、難しい。
まあ、要は西洋から生まれた芸術音楽ってことね、そっかそっか〜。
ですって皆さん、それではさようなら〜。

てわけにもいかないのでもう少し考えてみましょう。

まず初めに、クラシック音楽という言葉はいつ生まれたのか。
「クラシック音楽」という用語は上にもある様に、直訳すると「古典音楽」となります。意味はそのまま、昔の音楽ですね。
この「クラシック音楽」という言葉が使われ始めたのは、早くとも1800年代初頭からと言われています。
この時代、バッハ等前時代の偉大な作曲家達作品を掘り起こして演奏する事が段々と一般的になり(実はバッハは、それまでは全然世に知られていなかった)、それに伴って、他の音楽と区別するためにこの「クラシック音楽」という言葉が世間に定着し始めました。
この事から考えると、一先ずは

『クラシック音楽=バッハ達の時代からの音楽と、その流れを汲んだ音楽芸術。』


とざっくり定義する事が出来そうです。

いやいやいやいや、バッハの時代からの流れを汲んだ音楽って何よ。
安心してください、説明しますよ。

実はクラシック音楽という物には「形式」や「様式」が存在します。(それらついては余りに長くなるのでまたいつか...。)
その形式や様式が明確に発生したのがバッハの時代、いや、より正確いえば更に前の時代、なんと遡る事9世紀頃※から始まったと言われています。(この時代の音楽の事を我々は中世音楽と言います。皆さんも事あるごとに中世音楽と言って通ぶりましょう。)
その決まり等に則って作られた音楽、それが所謂クラシック音楽なのです。
しかし、ややこしい事に時代が進むにつれその決まりを変化させたり、新しい様式を打ち出してみたりする、なんとも意欲的な作曲家達が現れます。
その結果、枠組みが段々と曖昧になり、定義が難しい物になっていったのです。

今までの事を加味して考えると、どうやらクラシック音楽は、

「中世の時代(9世紀頃)から現代まで続く、形式や様式に則った音楽芸術」


と言えそうです。


とまあややムズな事をここまで言ってきました。

ここで皆さんに悲しいお知らせです。

次回に続きます。(初回なのに)

ごめんなさい、一回でまとめきれませんでした。

次回、クラシック音楽には欠かせない楽器の事に触れつつ、クラシック音楽とは何かを結論づけていきます。絶対。いや、出来れば...。


※ここではグレゴリオ聖歌を基準に9世紀頃からとしましたが、諸説あります。


コロンスタジオライティング部
ライター:青竹(Twitter@BWV_1080




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