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【音楽あれこれop.2】 そもそもクラシック音楽ってなんなのよ。vol.2

皆さんおはようございます。こんにちは。こんばんは。

前回は途中になってしまいすみませんでした。
今回はしっかりまとめきるぞー。       

まずはおさらい。
前回はクラシック音楽という言葉の起源、そしてクラシック音楽には形式や様式が存在しているという事をお話ししました。

「中世の時代(9世紀頃)から現代まで続く、形式や様式に則った音楽芸術」

という結論にまではなんとかたどり着きましたね。やったあ。本日はここから更に、クラシック音楽には欠かせない「楽器」の話をして行きます。

さて、皆さんはクラシック音楽に使われる楽器といえばなにか分かりますか?
ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、フルート...。

皆さん

大正解です。

え、舐めすぎ?まあ確かに簡単すぎましたね、これは。
ではオーケストラに使われてる楽器、何種類あるか知ってますか?
チッチッチッチッチッチ....
ポーン。

実に

15種類。※


しかもこれは主だった楽器のみで、曲によってはもっともっと多くなります。
正解出来た人はかなりのクラシック通と言えるでしょう。

え、僕がわかったかって?

....。


さて、実はこれらの楽器にはある共通点があります。
全て、所謂

「西洋楽器」


と言われている楽器なのです。

西洋楽器、なんとなーく音楽の授業でやった気がする!あれ、でも待って。そもそも楽器って何?
その辺の棒だって叩けば音出るじゃん。極論、どんな物でも楽器って言えるんじゃないのー!?

わかるわかる。
そう思っていた時期が僕にもありました。
「音の出る物」と「楽器」の違いは、それが「ただ音を出す物」なのか「音を出す為に作られた物」なのか、です。
つまり楽器は本質が実存に先立っている、という事ですね。(ごめんなさい、難しそうな事言ってみたかっただけです。)

因みに世界最古の楽器は、なんと4万年も前、旧石器時代に作られたフルート(のような物)と言われています。ドイツの山脈で三本発見され、二本はコブハクチョウの骨(初めて聞いた)、一本はマンモスの牙(これは知ってる)で作られています。

最古の楽器

(最古の楽器と思われるフルートと思われるもの:Photograph by H. Jenen, courtesy University of Tubingen)

....えっとなんでしたっけ。あ、そうそう西洋楽器の事でしたね。話を戻します。

もちろんこの西洋楽器だけではなく、民族楽器などを使用したクラシック音楽もあります。
例えば日本では武満徹(1930-1996)が尺八や琵琶をオーケストラと共に用いた作品を残していますね。
唯、この民族楽器を用いた作品はクラシック音楽界全体で見ればまだほんの一握り、やはり基本は西洋楽器を使用した音楽と言えそうです。

つまり

『クラシック音楽=(主に)西洋楽器を用いた音楽』

という事です。


さあ、ここまでザッとですがクラシック音楽の事を学んできました。

クラシック音楽という言葉のこと、クラシック音楽の大まかな流れ、そして楽器の事。
そろそろ最後の結論が欲しいですよね。
では行きましょう。
クラシック音楽とは....


『中世の時代から続いている音楽芸術で、古くから続くスタイル(様式や形式)に則り作られ、西洋楽器で演奏される。』



....はい。
如何でしたでしょうか?
ほんの僅かでしたが、少しはクラシック音楽に関心を持っていただけましたか?
この全二回でお話しした事はほんの序の序の序です。
これから皆さんとクラシック音楽、ひいては音楽界全体について学んでいきたいと思っています。
音楽の奥深い世界へ、一緒に足を踏み入れて行きましょう。



最後にひとつだけ言わせて下さい。


クラシック音楽を言葉で表すの、

マジでむずかしかった。


これからも頑張ります。


※ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ピッコロ、トランペット、トロンボーン、ホルン、チューバ、ティンパニ、ハープ。


コロンスタジオライティング部

ライター:青竹





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