〜音楽あれこれ番外編〜千人記念!千人と言えばアノ曲だよね?
千。一から百までしか数えられない音大生には大きすぎる数字。
クラシック業界で千人といえばやっぱりアレ、
マーラー 千人の交響曲
ですよね?(違った?) 本日はYouTubeチャンネル登録者数千人記念として、せっかくなので番外編としてこの作品を皆様にご紹介します。
この作品、マーラー(1860-1911)の交響曲第8番として作曲されました。
(1900年代初頭のマーラー)
マーラーはこの作品に対してこんな言葉を残しています。
“これまでの私の交響曲は、すべてこの曲の序曲に過ぎなかった。これまでの作品には、いずれも主観的な悲劇を扱ってきたが、この交響曲は、偉大な歓喜と栄光を讃えているものです”
相当な自信が伺えます。
でも、なぜこの曲が「千人の交響曲」呼ばれるのか。それは、初演された時の演奏者の人数が千人を超えていた(1030人)為。それはそれは壮観だった事でしょう。そんなに演奏者が必要な訳は、この曲の大規模な楽器編成にあります。その内訳は「大編成のオーケストラ、独唱8名、混声合唱2組、児童合唱1組」。いやー大変大変。ギャラとかどうしたんでしょうね。この作品の初演は大成功、マーラーの作曲家としての地位はますます高まっていく事になりました。
せっかくなので作品も聴いてみましょう。
ステージ後ろ側の席にまで演奏者がズラっといるのは、不思議な感じがしますね。因みに、マーラーは自分の作品を誰かに献呈したりしないタイプの人でしたが、この作品は唯一、妻であるアルマ・マーラーに捧げられています。
マーラーの傑作、交響曲第8番。皆さんも是非聴きに行ったり、はたまた合唱や奏者として参加してみて下さいね!きっと素晴らしい音楽体験になると思います。
コロンスタジオライティング部
ライター:青竹
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